Form.SelWidth プロパティ (Access)

現在の選択範囲の四角形で選択した列 (フィールド) の数を指定または決定するには、 SelWidth プロパティを使用します。 読み取り/書き込みが可能な Long です。

構文

SelWidth

expressionForm オブジェクトを表す変数です。

注釈

何も選択されていない場合、このプロパティの値は 0 になります。 このプロパティに 0 を設定すると、データシートまたはフォームの選択が取り消されます。

データシートでレコード セレクターを使用して 1 つ以上のレコードが選択されている場合、 SelWidth プロパティの設定を変更することはできません。ただし、0 に設定することは可能です。

SelTop プロパティと SelLeft プロパティを使用して、データシート上の選択四角形の実際の位置を指定または決定します。 選択範囲がない場合、 SelTop プロパティと SelLeft プロパティは、フォーカスがあるセルの行番号と列番号を返します。

SelHeight プロパティと SelWidth プロパティは、選択範囲の右下の位置を決定します。

SelTop プロパティと SelLeft プロパティは、選択範囲の左上の位置を決定します。

次の例では、 SelHeightSelWidthSelTopSelLeft の各プロパティを使用して、データシート ビューの選択四角形の位置とサイズを決定する方法を示します。 SetHeightWidth プロシージャは、現在選択されている四角形の高さと幅を変数 lngNumRows、、lngNumColumnslngTopRow、および lngLeftColumnに割り当て、それらの値をメッセージ ボックスに表示します。

Public Sub SetHeightWidth(ByRef frm As Form) 
 
 Dim lngNumRows As Long 
 Dim lngNumColumns As Long 
 Dim lngTopRow As Long 
 Dim lngLeftColumn As Long 
 Dim strMsg As String 
 
 ' Form is in Datasheet view. 
 If frm.CurrentView = 2 Then 
 
 ' Number of rows selected. 
 lngNumRows = frm.SelHeight 
 
 ' Number of columns selected. 
 lngNumColumns = frm.SelWidth 
 
 ' Topmost row selected. 
 lngTopRow = frm.SelTop 
 
 ' Leftmost column selected. 
 lngLeftColumn = frm.SelLeft 
 
 ' Display message. 
 strMsg = "Number of rows: " & lngNumRows & vbCrLf 
 strMsg = strMsg & "Number of columns: " _ 
 & lngNumColumns & vbCrLf 
 strMsg = strMsg & "Top row: " & lngTopRow & vbCrLf 
 strMsg = strMsg & "Left column: " & lngLeftColumn 
 MsgBox strMsg, vbInformation 
 End If 
 
End Sub

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