SlicerCacheLevel.CrossFilterType プロパティ (Excel)

スライサーが、同じスライサー キャッシュを共有する他のスライサーとクロス フィルターを使用するかどうかと、クロス フィルターを表示する方法を示します。 値の取得と設定が可能です。

構文

CrossFilterType

SlicerCacheLevel オブジェクトを表す変数。

戻り値

XlSlicerCrossFilterType

注釈

複数のスライサーが同じピボットテーブルに関連付けられている場合、既定では、1 つのスライサーでフィルター処理するアイテムに、別のスライサーに対応するデータがない場合、それらの項目は淡色表示されます。 たとえば、Country スライサーと State スライサーがあり、Country スライサーで国を選択した場合、その国にないすべての州は淡色表示されます。 この機能は クロス フィルター処理と呼ばれます。

CrossFilterType プロパティの設定に相当するユーザー インターフェイス設定は、[スライサーの設定] ダイアログ ボックスの [データのないアイテムを視覚的に示す] チェック ボックスと [データがないアイテムを最後に表示する] チェック ボックスです。

CrossFilterType プロパティを xlSlicerCrossFilterShowItemsWithDataAtTop に設定することは、[ データのないアイテムを視覚的に示す] チェック ボックスと [ データがないアイテムを最後に表示する] チェック ボックスの両方をオンにするのと同じです。

CrossFilterType プロパティを xlSlicerCrossFilterShowItemsWithNoData に設定することは、[ データのないアイテムを視覚的に示す] チェック ボックスのみをオンにするのと同じです。

両方のチェック ボックスをオフにすることは、 CrossFilterType プロパティを xlSlicerNoCrossFilter に設定するのと同じです。

OLAP 以外のデータ ソースをフィルター処理するスライサー (SlicerCacheOLAP = False) は、SlicerCacheLevel オブジェクトの CrossFilterType プロパティではサポートされていません。 範囲、リスト、および OLAP 以外のリレーショナル データ ソースに基づいてピボットテーブルをフィルター処理するスライサーの場合は、代わりに SlicerCache オブジェクトの CrossFilterType プロパティを使用します。

サポートとフィードバック

Office VBA またはこの説明書に関するご質問やフィードバックがありますか? サポートの受け方およびフィードバックをお寄せいただく方法のガイダンスについては、Office VBA のサポートおよびフィードバックを参照してください。