PropertyPage オブジェクト (Outlook)

[オプション] ダイアログ ボックスまたは、フォルダーの [プロパティ] ダイアログ ボックス内のカスタム プロパティ ページを表します。

注釈

Outlook はこのオブジェクトを使用して、カスタム プロパティ ページがダイアログ ボックスの [ 適用] ボタンとやり取りできるようにします。

PropertyPage オブジェクトは抽象的なオブジェクトです。 つまり、Microsoft Outlook オブジェクト ライブラリの PropertyPage オブジェクトには実装コードが含まれています。 その代わりに、Microsoft Visual Basic for Applications (VBA) でオブジェクトを実装できるようにテンプレートが用意されています。 このテンプレートでは、Outlook がカスタム プロパティ ページが変更されたかどうかを確認したり、ユーザーが [適用] または [OK] をクリックしたことをプログラムに通知したりできるように、1 組の定義済みのインターフェイスが提供されています。 (カスタム プロパティ ページが [適用 ] ボタンに依存していない場合は、 PropertyPage オブジェクトを実装する必要はありません)。

カスタム プロパティ ページは、ユーザーがカスタム プロパティ ページのタブをクリックすると、Outlook で、[ オプション] ダイアログ ボックスまたはフォルダーの プロパティ] ダイアログ ボックスで、表示されている ActiveX コントロールです。 PropertyPage オブジェクトを実装するために実装コードを含むモジュールは、次のステートメントを含める必要があります。

Implements Outlook.PropertyPage

モジュールには、 PropertyPage オブジェクトのメソッドとプロパティを実装するプロシージャも記述する必要があります。 たとえば、 Dirty プロパティを実装するモジュールで次のようなプロシージャが表示されます。

Private Property Get PropertyPage_Dirty() As Boolean 
 
 PropertyPage_Dirty = gblDirty 
 
End Property

PropertyPage オブジェクトのメソッドを実装するには、モジュールは、次のようなステートメントを含める必要があります。

Private Sub PropertyPage_Apply() 
 
 ' Code to set properties according to the user's 
 
 ' selections goes here. 
 
End Sub

メソッド

名前
Apply
GetPageInfo

プロパティ

名前
Dirty

関連項目

Outlook オブジェクト モデル リファレンス

サポートとフィードバック

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