Application.BeforeDocumentSaveAs イベント (Visio)

[名前を付けて保存] コマンドを使用して図面が保存される直前に発生します。

構文

式。BeforeDocumentSaveAs (doc)

expressionApplication オブジェクトを 表す変数。

パラメーター

名前	必須 / オプション	データ型	説明
doc	必須	[IVDOCUMENT]	保存される図面です。

注釈

BeforeDocumentSaveAs イベントは、ネイティブな形式 (VSD、VDX など) またはネイティブでない形式 (HTM、BMP など) で図面を保存するときに発生します。 DWG、DXF、DGN の形式で図面を保存するときには発生しません。 ネイティブでない形式でプログラムによって図面を保存するには、Page オブジェクトの Export メソッドを使用する必要があります。 SaveAs メソッドを呼び出すとき、Microsoft Visio では、最初に BeforeDocumentSaveAs イベントが発生し、次に DocumentSavedAs イベントが発生します。 ただし、Export メソッドを呼び出すと、BeforeDocumentSaveAs イベントが発生しますが、SaveAs メソッドに応答してそれに続く DocumentSavedAs イベントは発生しません。

BeforeDocumentSaveAs イベントは、Application オブジェクトの EventInfo プロパティに追加情報が格納されるイベントの 1 つです。

ユーザーまたはプログラムが保存処理を行ったために BeforeDocumentSaveAs イベントが発生した場合、EventInfo プロパティは次の文字列を返します。

/saveasfile=<filename>

開いているファイルのコピーが保存されたために (自動バックアップの場合、またはメールの添付文書として取り込む場合に) このイベントが発生した場合、EventInfo プロパティは次の文字列を返します。

• イベントが自動回復のために発生する場合は、次の形式の回復ファイルの名前。

  "/autosavefile=C:\TEMP\~$2VSO2FD.vsd"

• ドキュメントコピーがメール添付ファイルとして送信されるためにイベントが発生した場合、添付ファイルの名前は次の形式になります。

  "/mailfile=C:\TEMP\~$2VSO2FD.vsd"

Microsoft Visual Basic または Visual Basic for Applications (VBA) を使用している場合、このトピックの構文を使用して、イベントを一般的な方法で効率的に処理できます。

独自の Event オブジェクトを作成する場合は、Add メソッドまたは AddAdvise メソッドを使用します。

アドオンを実行する Event オブジェクトを作成するには、EventList コレクションに対して Add メソッドを使用します。

通知を受け取る Event オブジェクトを作成するには、AddAdvise メソッドを使用します。

作成するイベントのイベント コードについては、「イベント コード」を参照してください。

AddAdvise メソッドを使用して接続経由で通知を受信するプログラムからこのイベントを処理する場合、VisEventProc の vMoreInfo 引数はドキュメント インデックスを指定します。 "/doc=1"

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