オートメーションについて

オートメーション (以前は OLE オートメーション) は、コンポーネント オブジェクト モデル (COM) の 1 つの機能で、アプリケーションがそのオブジェクトを開発ツール、マクロ言語、オートメーションをサポートする他のアプリケーションに公開するために使用する業界標準テクノロジです。 たとえば、スプレッドシート アプリケーションでは、ワークシート、グラフ、セル、セル範囲を、それぞれ異なる種類のオブジェクトとして公開できます。 ワード プロセッサは、アプリケーション、ドキュメント、段落、文、ブックマーク、選択などのオブジェクトを公開します。

アプリケーションでオートメーションをサポートしている場合は、アプリケーションが公開するオブジェクトには Visual Basic を使用してアクセスできます。 Visual Basic を使用してこれらのオブジェクトを操作するには、オブジェクトでメソッドを起動するか、オブジェクトのプロパティを取得および設定します。 たとえば、 Automation オブジェクト を作成し、次のコードを記述してオブジェクトにアクセスできます。

MyObj.Insert "Hello, world." ' Place text. 
MyObj.Bold = True ' Format text. 
If Mac = True ' Check your platform constant 
 MyObj.SaveAs "HD:\WORDPROC\DOCS\TESTOBJ.DOC" ' Save the object (Macintosh). 
Else 
 MyObj.SaveAs "C:\WORDPROC\DOCS\TESTOBJ.DOC" ' Save the object (Windows). 

Automation オブジェクトにアクセスするには、次の関数を使用します。

関数 説明
CreateObject 指定した種類の新しいオブジェクトを作成します。
GetObject ファイルからオブジェクトを取得します。

アプリケーションでサポートされるプロパティとメソッドの詳細については、アプリケーションのドキュメントを参照してください。 アプリケーションでサポートされるオブジェクト、関数、プロパティ、およびメソッドは、通常、アプリケーションのオブジェクト ライブラリで定義されています。

関連項目

サポートとフィードバック

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