フォーム領域
フォーム領域は、ユーザー インターフェイスのユーザー定義部分で、標準フォームのカスタマイズに使用できます。 フォーム領域には、次の 4 つの種類があります。
付加フォーム領域
個別フォーム領域
代替のフォーム領域
全置換フォーム領域
付加フォーム領域とは、Outlook 標準フォームの既定のページの下部に追加されるフォーム領域で、個別フォーム領域とは、Outlook 標準フォームに追加される独立したページです。 付加フォーム領域と個別フォーム領域は、追加フォーム領域です。 隣接するフォーム領域は最大 50 個、フォームには最大 30 個の個別のフォーム領域を含めることができます。
置換フォーム領域は、標準フォームの既定のページを置き換えるページであり、すべて置換フォーム領域は標準の Outlook フォーム内のすべてのページを置き換えます。
アドインを使用せずにフォーム領域を含むカスタム フォームを作成できますが、アドインを使用すると、標準の Outlook フォームを展開してさらに拡張できます。 アドインでフォーム内のフォーム領域をカスタマイズするには、フォームの他のカスタム ページと同様、[フィールドの選択] でフィールドを追加し、コントロール ツールボックスからコントロールを追加します。 ただし、カスタムのフォーム ページには Script Editor と Visual Basic Scripting Edition (VBScript) を使用してコードを追加するのに対し、フォーム領域にはアドインを使用してコードを追加します。
アドインを使用してフォーム領域を拡張する方法の詳細については、「フォーム領域をアドインで拡張する」を参照してください。
フォーム領域を使用すると、次のような方法で、Outlook 標準フォームをより柔軟にカスタマイズおよび拡張できます。
任意の Outlook 標準フォームの既定のページに、新しいユーザー インターフェイスを付加フォーム領域として追加できます。
標準フォームにユーザー インターフェイスを追加するために付加フォーム領域または個別フォーム領域を使用する場合は、フォーム領域のメッセージ クラスを、標準フォームと同じメッセージ クラス (IPM.Contact など) として指定するか、標準のメッセージ クラスから派生した独自のメッセージ クラス (IPM.Contact.PersonalContacts など) として指定するかを選択できます。
標準フォームの既定のページを置き換えるには置換フォーム領域を使用し、標準フォーム全体を置き換えるにはすべて置換フォーム領域を使用します。 この場合、これらのフォーム領域に派生メッセージ クラスを指定し、フォーム領域をそのメッセージ クラスに登録する必要があります。
複数のアドインを使用して、同じフォームにフォーム領域を追加できます。
管理者は、アドインをインストールおよび実行することにより、フォーム領域でカスタマイズされたフォームをより簡単に展開できます。 詳細については、Office リソース キット Web サイトを参照してください。
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