Power Apps の Trim および TrimEnds 関数
テキストの文字列から余分なスペースを削除します。
内容
Trim 関数は、単語間の 1 つのスペースを除く、すべてのスペースをテキストの文字列から削除します。
TrimEnds 関数は、テキストの文字列の先頭と末尾からすべてのスペースを削除しますが、単語間のスペースはそのまま残します。
1 つのテキスト文字列を指定した場合、いずれの関数の戻り値も、余分なスペースが削除された文字列になります。 文字列を含む単一列テーブル を指定した場合、戻り値は、トリミングされた文字列の単一列テーブルになります。 複数列テーブルがある場合は、テーブルの使用 に関するページの説明に従って、そのテーブルを単一列テーブルにすることができます。
単語間のスペースを削除することにより、Trim は、Microsoft Excel にある同じ名前の関数と一致します。 一方、TrimEnds は、各文字列の先頭と末尾からのみスペースを削除するプログラミング ツールと一致します。
構文
Trim( String )
TrimEnds( String )
- String - 必須。 スペースを削除するテキスト文字列。
Trim( SingleColumnTable )
TrimEnds( SingleColumnTable )
- SingleColumnTable - 必須。 スペースを削除する文字列の単一列テーブル。
例
計算式 | 内容 | 結果 |
---|---|---|
Trim( " Hello World " ) | 文字列の先頭と末尾にあるすべてのスペースと文字列内の余分なスペースを削除します。 | "Hello World" |
TrimEnds( " Hello World " ) | 文字列の先頭と末尾からすべてのスペースを削除します。 | "Hello World" |
次の例では、次の文字列を含む Spaces という名前の単一列コレクションを使用します。
このコレクションを作成するには、Button コントロールの OnSelect プロパティを次の計算式に設定し、プレビュー モードを開いて、ボタンをクリックまたはタップします。
ClearCollect( Spaces, [ " Jane Doe ", " Jack and Jill", "Already trimmed", " Venus, Earth, Mars ", "Oil and Water " ] )
計算式 | 内容 | 結果 |
---|---|---|
Trim( Spaces ) | Spaces コレクションの各文字列の先頭と末尾にあるすべてのスペースと各文字列内の余分なスペースを削除します。 | ![]() |
TrimEnds( Spaces ) | Spaces コレクションの各文字列の先頭と末尾からすべてのスペースを削除します。 | ![]() |
注意
ファイル メニューの コレクション をクリックまたはタップしてコレクションを表示した場合、余分なスペースは表示されません。 文字列の長さを確認するには、Len 関数を使用します。
注意
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