Power BI でカスタマー マネージド キーを使用する

Power BI では、保存データと処理中のデータが暗号化されます。 既定では、Power BI で Microsoft マネージド キーを使用してデータを暗号化します。 ユーザーは、レポート イメージから Premium 容量にインポートされたセマンティック モデルまで、Power BI 全体で保存時のユーザー コンテンツの暗号化に組織のキーを使用することを選択できます。

カスタマー マネージド キーを使用する理由

組織は Power BI カスタマー マネージド キー (CMK) を使用して、クラウド サービス プロバイダー (この場合は Microsoft) と共に保存データの暗号化に関するコンプライアンス要件を満たすことができます。 CMK は、新しい Power BI Premium のお客様にのみ提供されます。 これにより、組織は、ユーザーが指定して管理するキーを使用して Power BI ユーザー コンテンツを暗号化できます。 カスタマー マネージド キーを失効させると、1 時間以内に Power BI 内のユーザーのコンテンツを、Microsoft を含む全員が読み取ることができなくなります。 Bring Your Own-Key (BYOK) オファリングと比較すると、CMK は、サービスによって生成されるユーザー コンテンツと、Premium 容量でホストされているレポートやセマンティック モデルにインポートされる顧客データをカバーしています。 より厳密なキャッシュ ポリシーが適用され、すべてのデータの暗号化に適用できるのは 1 つのキーのみとなります。

カスタマー マネージド キーを使用する方法

Power BI のカスタマー マネージド キーを選択するには、Microsoft アカウント マネージャーに連絡して、CMK を有効にするために必要な特定のサイズ要件を組織が満たしていることを確認する必要があります。

次のリンクには、カスタマー マネージド キーに役立つ可能性がある情報が用意されています。