Table 関数

適用先 : キャンバス アプリ デスクトップ フロー モデル駆動型アプリ Power Platform CLI

一時テーブル を作成します。

Description

Table 関数は、レコード またはテーブルの引数リストからテーブルを作成します。

結果テーブルの は、すべての引数レコードとテーブルのすべての列の集合になります。 レコードに値が含まれていない列には、空白の値が追加されます。

テーブルは、文字列や数値と同じように、Power Apps の値です。 テーブルは関数の引数として指定できるほか、関数から結果として返すことができます。 Table は、永続テーブルを作成しません。 代わりに、引数で構成された一時テーブルを返します。 この一時テーブルは、別の関数の引数として指定できるほか、ギャラリーで視覚化したり、別のテーブルに埋め込んだりもできます。 詳細については、テーブルで作業する を参照してください。

[ value1, value2, ... ] という構文を使って、単一列テーブルを作成することもできます。

構文

テーブル( レコードまたはテーブル 1 [, レコードまたはテーブル 2, ... ] )

  • RecordOrTable(s) - 必須。 結果テーブルに追加するレコードまたはテーブル。 テーブルが指定されている場合、テーブルのレコードは、個別に追加されたかのように結果のテーブルに追加されます。

テーブル( 型指定されていない )

  • Untyped - 必須。 テーブルまたは配列を表す型指定されていないオブジェクト。 許容値は、型指定されていないプロバイダーによって異なります。 JSON の場合、型指定されていないオブジェクトは、JSON 配列であると想定されます。 型指定されていない配列のコンテンツ タイプに関係なく、結果のテーブルは型指定されていないオブジェクトの単一列テーブルになることに注意してください。

使用例

  • リスト ボックスの Items プロパティを次の数式に設定します。

    Table( {Color: "red"}, {Color: "green"}, {Color: "blue" } )
    

    リスト ボックスには、オプションとしてそれぞれの色が表示されます。

  • テキスト ギャラリーを追加し、その Items プロパティをこの関数に設定します。

    Table( {Item: "Violin123", Location:"France", Owner:"Fabrikam"}, {Item:"Violin456", Location:"Chile"} )
    

    ギャラリーには 2 つのレコードが表示され、どちらにも、項目の名前と場所が含まれます。 所有者の名前が含まれるのは、1 つのレコードのみです。

  • この式は標準サイズと拡張サイズを 1 つのテーブルに組み合わせます

    Table( { Value: "XS" }, [ "S", "M", "L" ], { Value: "XL" } )