Power Query を使用して Microsoft Dataverse のテーブルにデータを追加する

この手順では、Dataverse にテーブルを作成し、Power Query を使用して、OData フィードのデータをそのテーブルに入力します。 同じ手法を使用して、次のようなオンライン ソースとオンプレミス ソースのデータを統合することができます:

  • SQL Server
  • Salesforce
  • IBM DB2
  • Access
  • Excel
  • Web API
  • OData フィード
  • テキスト ファイル

また、新規または既存のテーブルに読み込む前に、データのフィルター処理、変換、結合を行うこともできます。

Power Apps のライセンスがない場合は、 無料で新規登録 することができます。

前提条件

この記事の内容に従う前に、次の手順を実行します。

  • テーブルを作成することができる環境に切り替えます。
  • ユーザーごとの Power Apps プランまたはアプリごとの Power Apps プランのご利用が必要です。

ソース データを指定する

  1. Power Apps にサインインします。

  2. ナビゲーション ウィンドウで、[Dataverse] を選択して展開し、[テーブル] を選択します。

    テーブル領域。

  3. コマンド メニューで、[データ]>[データの取得] を選択します。

  4. データ ソースの一覧で、[OData] を選択します。

    OAuth コネクタを選択します。

  5. 接続設定で、この URL を入力または貼り付けてから、次へを選択します。

    https://services.odata.org/V4/Northwind/Northwind.svc/

  6. テーブルの一覧で、Customers のチェック ボックスをオンにして、[次へ] を選択します。

    Customers テーブルを選択します。

  7. (省略可能) スキーマを要件に合わせて変更します。含める列を選択する、1 つ以上の方法でテーブルを変換する、インデックスまたは条件付き列を追加する、などの変更を行ってください。

  8. 右下隅にある [次へ] を選択します。

ターゲット テーブルを指定する

  1. [読み込みの設定] で、[新しいテーブルに読み込む] を選択します。

    新しいテーブルに読み込みます。

    新しいテーブルに別の名前または表示名を付けることもできますが、このチュートリアルどおりに進めるなら、既定値のままにします。

  2. [一意のプライマリ名列] の一覧で、ContactName を選択し、[次へ] を選択します。

    別のプライマリ名列を指定するか、作成中のテーブルの各列にソース テーブルの別の列をマップするかのいずれか、または両方を行うことができます。 また、Dataverse に、クエリ出力のテキスト列を、複数行テキストとして作成するか、単一行テキストとして作成するかを指定することもできます。 このチュートリアルを正確に行うために、列マッピングを既定のまま使用してください。

  3. Power Query の更新設定で、[手動で更新] を選択し、[公開] を選択します。

  4. [Dataverse] (左端近く) で、[テーブル] を選択し、データベース内のテーブルの一覧を表示します。

    OData フィードから作成した Customers テーブルが、カスタム テーブルとして表示されます。

    標準テーブルとカスタム テーブルの一覧。

警告

クエリ出力に存在しない行を削除するを有効にするか、プライマリ キー列を定義した状態で Dataverse テーブルにデータを読み込むと、既存のデータが変更または削除される可能性があります。

[既存のテーブルに読み込む] を選択した場合は、Customers テーブルのデータの追加先となるテーブルを指定できます。 たとえば、Dataverse で出荷する Account テーブルにデータを追加できます。 さらに、[列マッピング] では、Customers テーブルの ContactName 列のデータを Accounts テーブルの Name 列に追加するように指定できます。

新しいテーブルの名前を指定します。

アクセス許可に関するエラー メッセージが表示されたら、管理者に問い合わせてください。