Set-MsolADFSContext

Microsoft Online と Active Directory フェデレーション サービス (AD FS) 2.0 サーバーに接続するためのコンテキストと資格情報を設定します。

構文

Set-MsolADFSContext
   [-ADFSUserCredentials <PSCredential>]
   -Computer <String>
   [-LogFile <String>]
   [<CommonParameters>]

説明

Set-MsolADFSContext コマンドレットは、Microsoft Online と Active Directory フェデレーション サービス (AD FS) 2.0 (AD FS 2.0) サーバーに接続するための資格情報を設定します。 このコマンドレットは、他のシングル サインオン コマンドレットを実行する前に実行する必要があります。 シングル サインオンは、ID フェデレーションとも呼ばれます。

このコマンドレットのパラメーターを指定しない場合は、別のシステムに接続するための資格情報の入力を求められます。

AD FS 2.0 サーバーをリモートで使用する場合は、プライマリ AD FS 2.0 サーバーのコンピューター名を指定する必要があります。

指定されたログ ファイルは、セッションのすべてのシングル サインオン コマンドレットによって共有されます。 ログファイルを指定しない場合、既定のログファイルが作成されます。

パラメーター

-ADFSUserCredentials

Active Directory フェデレーション サービス (AD FS) 2.0 サーバーで管理セッションを確立するために使用する資格情報オブジェクトを指定します。

Type:PSCredential
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False

-Computer

プライマリ AD FS 2.0 サーバーのコンピューター名を指定します。 AD FS 2.0 サーバーをリモートで使用する場合は、このパラメーターを指定します。

Type:String
Position:Named
Default value:None
Required:True
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False

-LogFile

Windows PowerShell セッションのすべてのシングル サインオン コマンドレット操作をログに記録するために使用するログ ファイルを指定します。 指定しない場合、Windows PowerShell モジュールは %USERPROFILE%\Documents\MicrosoftOnline にログ ファイルを作成します。

Type:String
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False