Get-SPFarmConfig

ローカル ファームの個別のグローバル プロパティまたはグローバル プロパティのコレクションを取得ます。

構文

Get-SPFarmConfig
   [-AssignmentCollection <SPAssignmentCollection>]
   [-ServiceConnectionPoint]
   [<CommonParameters>]

説明

Get-SPFarmConfig コマンドレットでは、SPFarm オブジェクトのメンバーではないローカル ファームのグローバルな設定を取得します。 このコマンドレットは、ローカル ファームから取得したプロパティのコレクションに基づいて新しい PSCustomObject オブジェクトを作成し、このオブジェクトをパイプラインに追加します。

PSCustomObject オブジェクトを取得または変更して Set-SPFarmConfig コマンドレットに渡すことで、パラメーター値を変更できます。

PSCustomObject オブジェクトで収集されるプロパティは、ファーム全体の設定である必要があり、ファーム全体に対して 1 回のみ構成できることが必要です。

PSCustomObject オブジェクトに追加するパラメーターの名前は、Set-SPFarmConfig コマンドレットの入力パラメーターの名前と正確に一致する必要があります。

SharePoint 製品のWindows PowerShellに関するアクセス許可と最新の情報については、 のオンライン ドキュメントを参照してくださいhttps://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=251831

------------- 例 ----------------

$a = Get-SPFarmConfig
$a.AjaxTimeout = 200
$a | Set-SPFarmConfig

この例では、Get-SPFarmConfig コマンドレットを使用して、Ajax Timeout 設定を PSCustomObject オブジェクトに追加し、Ajax Timeout の値を設定した後、PSCustomObject を Set-SPFarmConfig コマンドレットに渡して Ajax タイムアウト設定を変更します。 ファーム全体の設定である Ajax Timeout は SPWebService オブジェクトのメンバーであり、Windows PowerShell コマンドレットではアクセスできません。

パラメーター

-AssignmentCollection

適切な破棄を行うためにオブジェクトを管理します。 SPWeb や SPSite などのオブジェクトの使用によって大量のメモリが使用される場合があるので、Windows PowerShell スクリプトでこれらのオブジェクトを使用するには適切なメモリ管理が必要です。 メモリの解放が必要になった場合は、SPAssignment オブジェクトを使用して、変数へのオブジェクトの割り当てとオブジェクトの破棄を行うことができます。 割り当てコレクションまたは Global パラメーターが使用されていない場合、SPWeb、SPSite、または SPSiteAdministration オブジェクトが使用されていると、オブジェクトは自動的に破棄されます。

Global パラメーターが使用されている場合は、オブジェクトはすべてグローバル ストアに格納されます。 Stop-SPAssignment コマンドを使用してオブジェクトの使用または破棄を直接行わないと、メモリ不足のシナリオになる場合があります。

Type:SPAssignmentCollection
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:True
Accept wildcard characters:False
Applies to:SharePoint Server 2010, SharePoint Server 2013, SharePoint Server 2016, SharePoint Server 2019

-ServiceConnectionPoint

Active Directory 内の現在のファームのサービス接続ポイントに格納されている情報を取得します。

Type:SwitchParameter
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:SharePoint Server 2010, SharePoint Server 2013, SharePoint Server 2016, SharePoint Server 2019