DSC 構成を入れ子にする

入れ子構成 (複合構成とも呼ぶ) とは、別の構成内でリソースとして呼び出される構成です。 両方の構成は、同じファイルで定義する必要があります。

簡単な例を見てみましょう。

Configuration FileConfig
{
    param (
        [Parameter(Mandatory = $true)]
        [String] $CopyFrom,

        [Parameter(Mandatory = $true)]
        [String] $CopyTo
    )

    Import-DscResource -ModuleName PSDesiredStateConfiguration

    File FileTest
    {
        SourcePath = $CopyFrom
        DestinationPath = $CopyTo
        Ensure = 'Present'
    }
}

Configuration NestedFileConfig
{
    Node localhost
    {
        FileConfig NestedConfig
        {
            CopyFrom = 'C:\Test\TestFile.txt'
            CopyTo = 'C:\Test2'
        }
    }
}

この例では、FileConfig は CopyFrom および CopyTo という 2 つの必須パラメーターを受け取り、それらは File リソース ブロック内の SourcePath プロパティおよび DestinationPath プロパティの値として使用されます。 NestedConfig 構成は FileConfig をリソースとして呼び出します。 NestedConfig リソース ブロック内のプロパティ (CopyFrom と CopyTo) は、FileConfig 構成のパラメーターです。

現在、DSC では、入れ子になった構成内に構成を入れ子にすることはサポートされていません。 構成を入れ子にできるレイヤーの深さは 1 つだけです。

参照

• 複合リソース: リソースとしての DSC 構成の使用