#ifdef および #ifndef ディレクティブ (C/C++)
#ifdef および #ifndef ディレクティブは、#if ディレクティブを defined( identifier ) と組み合わせて使用した場合と同じタスクを実行します。
#ifdef identifier
#ifndef identifier
// equivalent to
#if defined identifier
#if !defined identifier
解説
#ifdef および #ifndef ディレクティブは、#if を使用できるいずれの場所でも使用できます。 #ifdef identifier ステートメントは、identifier を定義している場合の #if 1 に相当します。また、identifier を定義していないか、その定義を #undef ディレクティブで削除した場合の #if 0 に相当します。 これらのディレクティブは、C または C++ ソース コードで宣言された識別子ではなく、#define で定義された識別子の有無を調べます。
これらのディレクティブは、言語の以前のバージョンとの互換性を維持するために用意されています。 defined( identifier ) 定数式を #if ディレクティブと組み合わせて使用することをお勧めします。
#ifndef ディレクティブは、#ifdef が調べる反対の条件を調べます。 識別子を定義していない (またはその定義を #undef で削除した) 場合、条件は true (ゼロ以外) です。 それ以外の場合、条件は False (0) です。
Microsoft 固有の仕様 →
identifier は /D オプションを使用してコマンド ラインから渡すことができます。 最大 30 個のマクロを /D に指定できます。
定義をコマンド ラインから渡すことができるため、定義の有無を調べるために便利です。 次に例を示します。
// ifdef_ifndef.CPP
// compile with: /Dtest /c
#ifndef test
#define final
#endif
END Microsoft 固有の仕様