チュートリアル: Web フォーム ページの Visual Studio での Web ページのコード編集

Microsoft Visual Studio 2012 は、Web フォーム ページを対象とする豊富な HTML 編集機能を備えています。 Visual Studio HTM エディターは WYSIWYG モードで操作でき、HTML マークアップを直接操作することで細かい制御を行うことができます。 このチュートリアルでは、Visual Studio の HTML 編集機能について紹介します。

注意

このトピックは、ASP.NET Web フォーム ページに適用されます。ASP.NET MVC (モデル ビュー コントローラー) または ASP.NET Web ページ アプリケーション (.cshtml ファイル) でページを編集する際はソース ビューを使用できますが、デザイン ビューは Web フォーム ページのみを完全にサポートしています。Web サーバー コントロールは Web フォーム ページでのみ使用されます。

このチュートリアルでは、以下のタスクを行います。

  • デザイン ビューでの HTML の作成と編集

  • ソース ビューでの HTML の作成と編集

  • 分割ビューの使用

  • ナビゲーション ツールによる HTML タグ間の迅速な移動

必須コンポーネント

このチュートリアルを完了するための要件は次のとおりです。

  • Visual Studio または Visual Studio Express for Web がコンピューターにインストールされている。 

    注意

    Visual Studio を使用する場合、このチュートリアルでは、Visual Studio の初回の起動時に [Web 開発] 設定コレクションを選択したことを前提とします。詳細については、「方法: Web 開発環境の設定を選択する」を参照してください。

  • Visual Studio での作業方法の一般的な知識。

    Visual Studio での Web フォーム ページの作成方法の概要については、「チュートリアル: Visual Studio での基本的な Web フォーム ページの作成」を参照してください。

Web サイトと Web フォーム ページの作成

Visual Studio または Visual Studio Express for Web で既に Web フォーム サイトを作成している場合 (たとえば「チュートリアル: Visual Studio での基本的な Web フォーム ページの作成」の完了によって作成した場合) は、その Web サイトを使用できるので、次のセクションに進むことができます。 それ以外の場合は、次の手順に従って、Web サイトと Web フォーム ページを作成します。

注意

このチュートリアルでは、Web サイト プロジェクトを使用します。代わりに、Web アプリケーション プロジェクトを使用することもできます。これらの Web プロジェクトの種類の違いについては、「Web アプリケーション プロジェクトと Web サイト プロジェクト」を参照してください。

ファイル システム Web サイトを作成するには

  1. Visual Studio または Visual Studio Express for Web を開きます。

  2. [ファイル] メニューの [新しい Web サイト] をクリックします。

    [新しい Web サイト] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [インストール済み][Visual Basic] または [Visual C#] をクリックし、[ASP.NET 空の Web サイト] をクリックします。

    このチュートリアルでは、ビルド済みのページまたはその他のリソースを含まない Web サイトを作成します。

  4. [Web の場所] ボックスで、[ファイル システム] をクリックし、Web サイトのページを格納するフォルダーの名前を入力します。

    たとえば、フォルダー名として「C:\WebSites」と入力します。

  5. [OK] をクリックします。

    Visual Studio によって、Web.config ファイルを含む Web サイト プロジェクトが作成されます。

  6. ソリューション エクスプローラーで、Web サイトのルートを右クリックし、[新しい項目の追加] をクリックします。

  7. [Web フォーム] を選択し、ファイルに「Default.aspx」という名前を付けて [追加] をクリックします。

デザイン ビューでの作業

チュートリアルのこのセクションでは、Web フォーム ページを WYSIWYG のように表示できるデザイン ビューでの作業方法を説明します。 テキストは、ワード プロセッシング プログラムと同様にキー入力できます。 テキストを直接書式指定するには、書式指定コマンドを使用するか、またはインライン スタイルを作成します。

デザイン ビューには、ブラウザーとほぼ同様にページが表示されます。ただし、多少相違があります。 1 つ目の相違点は、デザイン ビューではテキストと要素を編集できることです。 2 つ目の相違点は、ページを編集しやすくするために、デザイン ビューにはブラウザーに表示されない要素とコントロールが表示されます。 また、HTML テーブルのような一部の要素向けには、エディター用の領域が追加された特殊なデザイン ビューが表示されます。 全般的に、デザイン ビューではページを視覚化できますが、ブラウザーでのページの表示状態が正確に反映されるわけではありません。

デザイン ビューで静的 HTML を追加して書式指定するには

  1. デザイン ビューで表示していない場合は、ウィンドウの左下にある [デザイン] をクリックします。

    [デザイン] タブの選択

  2. ページの最上部に「ASP.NET Web Page」と入力します。

    テキストの追加

  3. テキストを強調表示して選択し、[書式設定] ツール バーの [見出し 1] をクリックします。

    スタイルの適用

  4. ASP.NET Web Page というテキストの後ろにカーソルを置き、Enter キーを押してから、「This page is powered by ASP.NET」と入力します。

    テキストの追加

  5. テキストを強調表示し、[書式設定] メニューの [新しいスタイル] をクリックします。

    新しいスタイルの選択

    [新しいスタイル] ダイアログ ボックスが表示されます。

  6. [新しいスタイルをドキュメントの選択範囲に適用する] オプションを選択します。

  7. [font-family] ボックスの一覧でフォントを選択し、[適用] をクリックします。

    選択されているテキストにフォント ファミリが適用されます。

    フォントの書式の選択

  8. [カテゴリ][ブロック] をクリックし、[line-height] ボックスの一覧の [(値)] をクリックします。 行の高さを指定する値を入力します。

    行間の入力

  9. [letter-spacing] ボックスの一覧の [(値)] をクリックします。 文字間のスペースを指定する値を入力します。 [適用] をクリックして、選択されているテキストに適用された値を確認します。

  10. [OK] をクリックします。

9z74w20y.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifタグ情報の表示

デザイン ビューで作業する場合、div や span などのデザイン サーフェイス タグ、およびその他の視覚的に表示されない要素を表示すると便利です。

デザイン ビューで HTML デザイン サーフェイス タグを表示するには

  • [表示] メニューの [視覚補助] をポイントし、[ASP.NET 非ビジュアル コントロール] が選択されていることを確認します。

    デザイナーに、段落、改行などのテキストとして表示されないタグに対する記号が表示されます。 これらの記号はすべて同時には表示されませんが、ビジュアル要素をクリックすると、その前にある非ビジュアル要素が表示されます。

9z74w20y.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifコントロールと要素の追加

デザイン ビューでは、ツールボックスからページにコントロールをドラッグできます。 ダイアログ ボックスを使用して HTML テーブルなどの要素を追加できます。 このセクションでは、コントロールとテーブルを追加し、チュートリアルの後半で作業に使用する要素を作成します。

コントロールとテーブルを追加するには

  1. "This page is powered by ASP.NET" というテキストの右側にカーソルを置き、Enter キーを押します。

  2. [ツールボックス][標準] グループから、TextBox コントロールをページにドラッグし、前の手順で作成した領域にドロップします。

    注意

    コントロールをダブルクリックして追加することもできます。

    TextBox の追加

  3. Button コントロールをページにドラッグし、前の手順で追加した TextBox コントロールの右側にドロップします。

    TextBox コントロールと Button コントロールは、HTML 要素ではなく、ASP.NET Web サーバー コントロールです。

    ボタンの追加

  4. Button コントロールの右側にカーソルを置き、Enter キーを押します。

  5. [テーブル] メニューの [テーブルの挿入] をクリックします。

    [表の挿入] ダイアログ ボックスが表示されます。

    表の挿入

  6. [OK] をクリックします。

    [表の挿入] ダイアログ ボックスには、作成するテーブルの設定オプションが表示されます。 ただし、このチュートリアルでは、既定のテーブル レイアウトを使用できます。

    テーブルを含む Web ページの表示

9z74w20y.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifハイパーリンクの作成

デザイン ビューには、プロパティ設定が必要な HTML 要素を作成しやすくするためのビルダーなどのツールが用意されています。

ハイパーリンクを作成するには

  1. テキスト "This page is powered by ASP.NET""ASP.NET" を強調表示して選択します。

  2. [書式] メニューの [ハイパーリンクに変換] をクリックします。

    [ハイパーリンクに変換] の選択

    [ハイパーリンク] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [URL] ボックスに「https://www.asp.net」と入力します。

    URL の追加

  4. [OK] をクリックします。

9z74w20y.collapse_all(ja-jp,VS.110).gif[プロパティ] ウィンドウでのプロパティの設定

ページの要素の外観や動作を変更するには、[プロパティ] ウィンドウで値を設定します。

[プロパティ] ウィンドウを使用してプロパティを設定するには

  1. このチュートリアルの「コントロールと要素の追加」のセクションで追加した Button コントロールをクリックします。

  2. [プロパティ] ウィンドウで [Text] を「Click Here」に設定し、[ForeColor] を別の色に設定します。

    ボタンのプロパティの設定

  3. 前のセクションで作成した [ASP.NET] ハイパーリンクにカーソルを置きます。

    [プロパティ] ウィンドウで、a 要素の hreef プロパティが、ハイパーリンクに指定した URL に設定されます。

9z74w20y.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifページのテスト

編集結果を表示するには、ブラウザーでページを表示します。

ブラウザーで外部からページを起動するには

  • ページを右クリックし、[ブラウザーで表示] をクリックします。

    変更を保存するかを確認するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。

    Visual Studio によって IIS Express が起動されます。このローカル Web サーバーを使用することにより、IIS サーバー全体を使用せずにページをテストできます。

    注意

    ページを実行する方法は数種類あります。Ctrl キーを押しながら F5 キーを押すと、[開始オプション] のプロパティ ページで設定した開始動作が Visual Studio によって実行されます。既定では、Ctrl + F5 キーに起動オプションとして現在のページの実行が指定されています。現在のページとは、ソース ビューまたはデザイン ビューで現在アクティブなページです。ページをデバッガーで実行することもできます。詳細については、「チュートリアル: Visual Web Developer での Web ページのデバッグ」を参照してください。

9z74w20y.collapse_all(ja-jp,VS.110).gif既定のビューの変更

既定では、Visual Studio は、ソース ビューで新しいページを開きます。

既定のページ ビューをデザイン ビューに変更するには

  1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。

  2. ダイアログ ボックスの下部で [すべての構成の表示] オプションが選択されていることを確認します。

  3. [HTML デザイナー] ノードを開き、[全般] をクリックします。 [ページを開始するビュー][デザイン ビュー] をクリックします。

    [デザイン ビュー] のスタート ページ

ソース ビューでの作業

ソース ビューでは、ページのマークアップを直接編集できます。 ソース ビュー エディターには、HTML コントロールと ASP.NET コントロールを作成しやすくするための機能が多数組み込まれています。 デザイン ビューの場合と同様に、ソース ビューのツールボックスを使用して、ページに新しい要素を追加できます。

ソース ビューで要素を追加するには

  1. ウィンドウの下部にある [ソース] をクリックしてソース ビューに切り替えます。

    追加したコントロールは、<asp:> 要素として作成されます。 たとえば、Button コントロールは <asp:button> 要素です。 設定したプロパティ設定は、<asp:button> 開始タグの属性設定として保存されます。

  2. ツールボックスの ([標準] グループではなく) [HTML] グループから Table 要素をページにドラッグし、</form> 終了タグのすぐ上に配置します。

このエディターは、マークアップを手動で入力する場合にも便利です。 たとえば、このエディターでは、入力内容に合わせて HTML の終了タグや属性の候補が表示されます。 また、このエディターでは、問題があると思われるマークアップの下に波線が表示され、そのエラー情報や警告情報が表示されます。 マークアップ テキスト上にマウス ポインターを合わせると、エラー情報や警告情報を表示できます。

ソース ビューで HTML を編集するには

  1. カーソルを </form> 終了タグの上に置き、左山かっこ (<) を入力します。

    現在のコンテキストに適したタグの一覧がエディターに表示されます。

    要素の追加

  2. 「a」を入力してアンカー タグを作成し、Space キーを押します。

    アンカー タグに適した属性の一覧がエディターに表示されます。

    注意

    文字 "a" (アンカー要素) は、サイトまたはページに設定されている検証ターゲットによっては、オプションとして表示されない可能性があります。ただし、その場合でも、ドロップダウン リスト内の項目を選択せずに「a」を入力することで、アンカー要素を作成できます。検証ターゲットについては、後ほどこのトピックで説明します。

    <a> のプロパティの表示

  3. 一覧の [href] をクリックし、等号 (=) と二重引用符 (") を入力します。

    エディターには、現在リンクできるページの一覧が表示されます。

    ハイパーリンクの対象の選択

  4. ファイル一覧の [Default.aspx] をダブルクリックし、Space キーを押し、右山かっこ (>) を入力してタグを閉じます。

    エディターによって </a> 終了タグが挿入されます。

  5. 開始タグと終了タグの間に「Home」と入力して、アンカー要素を完成します。

    この要素は、現時点では、次の例のようになります。

    <a href="Default.aspx">Home</a>
    
  6. </form> という終了タグの上にカーソルを置き、「<invalid>」と入力します。

    エディターでタグに波線の下線が表示されます。この下線は、このタグが HTML タグとして認識されないことを表します。

  7. 前の手順で作成したタグを削除します。

9z74w20y.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifHTML 書式指定の検査

ページ デザイナーの重要な機能は、ページに適用された HTML の書式を保持することです。 ただし、エディターがドキュメントの書式を再設定するように明示的に指定できます。

HTML 書式指定を検査するには

  1. 次のような宣言構文を指定して Button コントロールの属性を整列させ、この属性を再設定します。

    <asp:Button
        id="Button1"
        runat="server"
        Font-Bold="True"
        ForeColor="Blue"
        Text="Click Here" />
    

    最初の属性にインデントを設定した後にタグ内にカーソルを合わせて Enter キーを押すと、後続の行にも同様にインデントが設定されます。

  2. デザイン ビューに切り替えます。

  3. Button コントロールを右クリックし、[コピー] をクリックします。

  4. 新しい Button コントロールの下にカーソルを置き、右クリックして、[貼り付け] をクリックします。

    Visual Studio は、ID プロパティが Button2 に設定されたボタンを作成します。

  5. Toolbox の [標準] グループから、3 番目の Button コントロールをページにドラッグします。これにより Button3 という名前のボタンが作成されます。

  6. ソース ビューに切り替えます。

    Button1 の書式とまったく同様に Button2 が書式指定されます。 一方、Button3 は、Button コントロールの既定の書式指定を使用して書式指定されます。

    注意

    各要素の書式指定をカスタマイズする方法の詳細については、「チュートリアル: Web フォーム ページの Visual Studio での HTML の高度な編集」を参照してください。

  7. 次の例に示すようにドキュメントを編集して、Button1 と Button2 が同じ行にスペースなしで配置されるようにします。

    <asp:Button ID="Button1" runat="server" Font-Bold="True" 
    ForeColor="Blue" Text="Click Here" /><asp:Button ID="Button2" 
    runat="server" Font-Bold="True" ForeColor="Blue" Text="Click Here"/>
    

    要素を折り返すことはできますが、Button2 の先頭は Button1 の末尾 (/> 文字) の直後に続ける必要があります。

  8. デザイン ビューに切り替えます。

    Button1 と Button2 が隣どうしに間隔を空けずに表示されます。

  9. ソース ビューに切り替えます。

  10. [編集] メニューの [詳細] をポイントし、[ドキュメントのフォーマット] をクリックします。

    ドキュメントが再設定されます。ただし、Button1 と Button2 は、引き続き同じ行に表示されます。 エディターでボタンが分離される場合、表示中に空白が導入されます。 そのため、作成した書式指定がエディターによって変更されることはありません。

9z74w20y.collapse_all(ja-jp,VS.110).gif分割ビューでの作業

分割ビューを使用すると、デザイン ビュー ウィンドウとソース ビュー ウィンドウを同時に表示できます。

分割ビューでページを表示するには

  • ウィンドウの左下にある [並べて表示] をクリックして、分割ビューに切り替えます。 ソース ビュー ウィンドウが画面の上半分に、デザイン ビュー ウィンドウが下半分に表示されます。 2 つのビューは同期されます。 どちらかのビューで項目を選択すると、他方のビューで対応する項目が強調表示されます。

要素間の移動

ページが大きく複雑になるほど、タグをすぐに見つけたり、ページを整理したりできると便利です。 Visual Studio には、ソース ビューでこれらの作業を実行するときに役立つ次のツールが用意されています。

  • ドキュメント アウトライン。ドキュメント全体が表示されます。

  • タグ ナビゲーター。現在選択されているタグの情報とページ階層構造でのそのタグの位置が表示されます。

まず、ナビゲーション機能を検査できるように、ページに要素をさらに追加します。

要素を追加するには

  1. デザイン ビューに切り替えます。

  2. ツールボックス[HTML] グループから、このチュートリアルの「ソース ビューでの作業」で作成したテーブルのセル内に Table コントロールをドラッグします。

  3. ツールボックス[標準] グループから、入れ子になったテーブルの中央のセル内に Button コントロールをドラッグします。

このページの入れ子になったいくつかの要素を使用して、ドキュメント アウトラインによってページ内のタグにどの程度速く移動できるかを確認できます。

ドキュメント アウトラインを使用して移動するには

  1. ソース ビューに切り替えます。

  2. [表示] メニューの [ドキュメント アウトライン] をクリックします。

  3. [ドキュメント アウトライン][Button4] をクリックします。

    エディターでは、前の手順で追加した <Button4> コントロールが選択されています。

    [ドキュメント アウトライン] の使用

タグ ナビゲーターでは、現在選択されているタグの情報とページ階層構造でのそのタグの位置が表示されます。

タグ ナビゲーターを使用して移動するには

  1. Button 要素内にカーソルを置きます。

    ウィンドウの下部にあるタグ ナビゲーターに <asp:button> タグとその親タグが表示されていることに注目してください。 要素の ID がある場合、表示中の要素を識別しやすいようにタグ ナビゲーターにその ID が表示されます。 Class 属性を使用して設定されたカスケード スタイル シートが割り当てられている場合、タグ ナビゲーターには、そのシートも表示されます。

    タグ ナビゲーションの表示

  2. タグ ナビゲーターで、<asp:button#Button4> タグの最も近くにある <table> タグをクリックします。

    タグ ナビゲーターが内側の <table> 要素に移動し、その要素が選択されます。

    テーブル タグの選択

  3. タグ ナビゲーターで、選択した <table> タグの左側にある <td> タグをクリックします。

    入れ子になったテーブルに含まれるセル全体が選択されます。

    注意

    タグ ナビゲーター タグ内のドロップダウン リストを使用して、タグまたはその内容をクリックして選択できます。既定では、タグ ナビゲーター内のタグをクリックすると、そのタグと内容が選択されます。

タグ ナビゲーターを使用して、要素を移動またはコピーすることもできます。

タグ ナビゲーターを使用して要素を移動またはコピーするには

  1. タグ ナビゲーターを使用して、Button4 コントロールを含む <tr> タグを選択します。

  2. Ctrl キーを押しながら C キーを押して、タグをコピーします。

  3. タグ ナビゲーターを使用して外側のテーブルに移動します。

  4. ソース ビューで、<table> タグと最初の <tr> タグの間にカーソルを置きます。

  5. Ctrl キーを押しながら V キーを押して、コピーした行をテーブルに貼り付けます。

  6. デザイン ビューに切り替えます。

    Button コントロールを含む新しい行が追加されます。

テキストの書式設定

  • [書式設定] ツール バーでは、ほとんどの設定に対してインライン スタイルを適用できます。 太字書式と斜体書式を適用するには、b タグと i タグを使用します。 段落書式を適用するには p (通常の場合)、pre (書式指定済みの場合) などのブロック タグを使用します。 段落揃えを適用するには、XHTML 1.1 標準に準拠したインライン スタイルを使用します。

  • デザイナーでは、style ブロック、およびカスケード スタイル シートへのリンクも作成できます。 詳細については、「チュートリアル : CSS ファイルの作成と変更」を参照してください。

  • 既定では、エディターは XHTML5 標準と互換性のあるマークアップを作成します。 エディターは、大文字で入力された場合でも、すべての HTML タグ名を小文字に変換します。 また、エディターでは、属性 (プロパティ) 値が二重引用符で囲まれます。 詳細については、「チュートリアル: Web フォーム ページの Visual Studio での HTML の高度な編集」を参照してください。

既定のマークアップ検証を変更するには

  1. ソース ビューでページの任意の場所を右クリックし、[書式と入力規則] をクリックします。

  2. [オプション] ダイアログ ボックスで、[テキスト エディター] を展開し、[HTML] を展開し、[検証] をクリックします。

  3. [ターゲット] ボックスに検証タイプを入力します。

次の手順

このチュートリアルでは、Web ページ エディターの HTML 機能の概要を説明しています。 これには、デザイン ビューとソース ビューでの HTML 作成方法、基本的な書式指定、およびナビゲーションについての説明が含まれます。 Visual Studio の編集機能に関する詳細については、次のリソースを参照してください。

参照

処理手順

チュートリアル: Web フォーム ページの Visual Studio での HTML の高度な編集

概念

デザイン ビュー