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IIS マネージャーを使用してサービス インスタンスを制御する

Windows Workflow Foundation (WF) サービス インスタンスは、AppFabric IIS マネージャー拡張機能により、追跡対象ワークフロー インスタンスおよび永続化ワークフロー インスタンスの 2 つのビューで使用できます。追跡対象ワークフロー インスタンス ビューは制御の操作を公開しません。

[追跡対象 WF インスタンス] および [永続的な WF インスタンス] の 2 つのビューを使用して、IIS マネージャーの永続化ストアのワークフロー サービス インスタンスを表示できます。追跡対象ワークフロー インスタンス ビューは制御の操作を公開しません。追跡対象ワークフロー インスタンスの詳細については、「[追跡対象 WF インスタンス] ページ」を参照してください。

制御の操作を公開するワークフロー インスタンスは、永続化ワークフロー サービス インスタンスのみです。永続化ワークフロー インスタンスには、実行が一時停止される場合、永続化ストアに永続化された状態のスナップショットが含まれます。永続化ワークフローインスタンスは、[永続的な WF インスタンス] ページの制御操作を使用して表示および制御できます。AppFabric における永続化の詳細については、「[永続的な WF インスタンス] ページ」を参照してください。

IIS マネージャーを使用してワークフロー サービス インスタンスを制御するには

  1. AppFabric での IIS マネージャー拡張機能で [サービス] をダブルクリックして、[サービス] ページを開きます。詳細については、「[サービス] ページ」を参照してください。

  2. サービスを右クリックして [永続的な WF インスタンスの表示] を選択します。[永続的な WF インスタンス] ページが表示され、永続的なワークフロー インスタンスが列挙されます。このアクションは、永続化が構成された .NET Framework 4 アプリケーション ドメインで実行されるサービスに対してのみ有効です。[永続的な WF インスタンス] ページは、永続化ストアに格納されたすべてのインスタンス (状態の情報) を表示します。上記のとおりに [永続的な WF インスタンス] ページが呼び出されると、既定でクエリ コントロールが開き、そのサービスに属する最初の 50 件の永続化インスタンスを表示します。[ダッシュボード] 内のメトリックをクリックして [永続的な WF インスタンス] ページを呼び出した場合、表示されるインスタンスは事前に定義された特定の照会の結果です。これらの照会は最終的に、条件が事前投入された [永続的な WF インスタンス] ページを表示させます。[永続的な WF インスタンス] ページまでのエントリ パスにかかわらず、フィルターを使用して特定のインスタンスを検索し、カスタムの照会を実行できます。詳細については、「[永続的な WF インスタンス] ページ」を参照してください。

  3. 特定のワークフロー サービス インスタンスが表示された後、そのインスタンスを右クリックして操作を選択し、特定の制御操作を呼び出します。この時点で実行できる操作は次のとおりです。

    • [再開]。中断されたワークフロー サービス インスタンスを再開します。

    • [中断]。ワークフロー サービス インスタンスの実行を中断します。

    • [キャンセル]。キャンセル ハンドラーを呼び出して、実行中または中断状態のワークフロー サービス インスタンスを、エラーを発生させずに終了します。

    • [終了]。実行中または中断状態のワークフロー サービス インスタンスを、キャンセル ハンドラーを呼び出さずに強制終了します。

    • [削除]。永続化ストアからワークフロー サービス インスタンスを完全に削除します。

    これらの制御操作の機能の詳細については、「[永続的な WF インスタンス] ページ」を参照してください。

  2011-12-05