Windows PowerShell 用の Windows Server AppFabric モジュール

  • [アーティクル]

このトピックでは、AppFabric が Windows PowerShell の機能の実装に使用するモジュール、および AppFabric が AppFabric Management API インターフェイスでコマンドレットを実行するために使用するアーキテクチャについて説明します。

AppFabric 用の Windows PowerShell モジュール

AppFabric は、機能を公開するために、Windows PowerShell ApplicationServer モジュールによって Windows PowerShell を拡張します。ApplicationServer モジュールは、ホスト コンポーネント、永続化コンポーネント、監視コンポーネントなど、AppFabric の機能全体に統合された管理インターフェイスを提供します。すべてのコマンドレットは、このモジュールの Microsoft.ApplicationServer.Management.dll という名前の単一のアセンブリに格納されています。この DLL は、フォルダー <drive>:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\Modules\ApplicationServer に格納されています。

AppFabric モジュールには、以下のファイルも含まれます。これらは、Microsoft.ApplicationServer.Management.dll と同じフォルダーにあります。

  • ApplicationServer.psd1 ファイルは、モジュールの構成ファイルです。アセンブリの記述とその読み込み方法を提供します。

  • Microsoft.ApplicationServer.Management.dll-Help.xml ファイル (\ApplicationServer の \en-US サブフォルダーおよび他の言語のサブフォルダー) は、各コマンドレットのヘルプ情報を提供します。Get-Help コマンドレットを実行し、別のコマンドレットをパラメーターとして指定すると、Windows PowerShell コンソールにこの情報が表示されます。

  • Microsoft.ApplicationServer.Management.format.ps1xml ファイルは構成ファイルであり、コマンドレットから返されるオブジェクトのコンソールでの既定の表示方法を指定します。

  • Microsoft.ApplicationServer.Management.resources.dll ファイル (\ApplicationServer の \en-US サブフォルダーおよび他の言語のサブフォルダー) には、AppFabric コマンドレットの文字列が含まれます。

  2011-12-05