Get-ASAppServiceThrottling
Get-ASAppServiceThrottling
指定したスコープに定義されたスロットル パラメーターの値を取得します。
構文
Parameter Set: SiteNameAndVirtualPath
Get-ASAppServiceThrottling [-SiteName] <String> [[-VirtualPath] <String> ] [ <CommonParameters>]
Parameter Set: ApplicationObject
Get-ASAppServiceThrottling -ApplicationObject <ApplicationInfo> [ <CommonParameters>]
Parameter Set: RootConfig
Get-ASAppServiceThrottling [-Root] [ <CommonParameters>]
Parameter Set: ServiceObject
Get-ASAppServiceThrottling -ServiceObject <ServiceInfo> [ <CommonParameters>]
Parameter Set: Uri
Get-ASAppServiceThrottling [-Uri] <Uri> [ <CommonParameters>]
詳細な説明
指定したスコープに関連付けられた Web.config ファイル内の serviceThrottling 要素の maxConcurrentCalls、maxConcurrentSessions、および maxConcurrentInstances 属性の値を取得します。 指定したスコープにパラメーターが定義されていない場合は、パラメーターの値として (default) が返されます。
パラメーター
-ApplicationObject<ApplicationInfo>
ApplicationObject の名前。コマンドレットは、そのアプリケーションに対して動作します。 このパラメーターは、Get-ASApplication コマンドレットの出力を、ApplicationObject パラメーターを含むコマンドレットにパイプするために使用します。
エイリアス |
なし |
必須 |
true |
位置 |
named |
既定値 |
なし |
パイプライン入力の許可 |
true (ByValue) |
ワイルドカード文字の許可 |
-Root
ルート アプリケーションの名前。コマンドレットは、そのスコープで動作します。 Root パラメーターを使用する場合は、SiteName、VirtualPath、または Uri パラメーターを使用しないでください。
エイリアス |
なし |
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
なし |
パイプライン入力の許可 |
false |
ワイルドカード文字の許可 |
-ServiceObject<ServiceInfo>
ServiceObject の名前。コマンドレットは、そのサービスに対して動作します。 このパラメーターは、通常、Get-ASAppService コマンドレットの出力を、ServiceObject パラメーターを含むコマンドレットにパイプするために使用します。
エイリアス |
なし |
必須 |
true |
位置 |
named |
既定値 |
なし |
パイプライン入力の許可 |
true (ByValue) |
ワイルドカード文字の許可 |
-SiteName<String>
Web サイトの名前を、IIS マネージャーの [接続] ウィンドウで定義されているとおりに指定します。コマンドレットは、そのサイトのスコープで動作するか、そのサイト内の特定のアプリケーション、仮想ディレクトリ、またはサービスのスコープで動作します。 SiteName パラメーターを使用する場合は、そのサイト内に存在するアプリケーション、ディレクトリ、またはサービスを指定する VirtualPath パラメーターを追加する必要があります。
アプリケーションまたは仮想ディレクトリの場合は、IIS で定義されているとおりのアプリケーションの名前が仮想パスに含まれます。 サービスの場合、仮想パスにはアプリケーションの名前、スラッシュ、およびサービスの .svc ファイルまたは .xamlx ファイルの名前が含まれます。 VirtualPath パラメーターは、サイト スコープの場合は必要ありません。 仮想パスの先頭の "/" 文字は省略可能です。 SiteName パラメーターを使用する場合は、Uri パラメーターを使用しないでください。
エイリアス |
なし |
必須 |
true |
位置 |
1 |
既定値 |
なし |
パイプライン入力の許可 |
true (ByPropertyName) |
ワイルドカード文字の許可 |
-Uri<Uri>
IIS サイト、アプリケーション、仮想ディレクトリ、またはサービスの URI。コマンドレットは、そのスコープで動作します。 Uri パラメーターを使用する場合は、SiteName パラメーターまたは SiteName パラメーターと VirtualPath パラメーターのセットを使用しないでください。
エイリアス |
なし |
必須 |
true |
位置 |
1 |
既定値 |
なし |
パイプライン入力の許可 |
true (ByPropertyName) |
ワイルドカード文字の許可 |
-VirtualPath<String>
アプリケーション、仮想ディレクトリ、またはサービスの仮想パスを、IIS マネージャーの [接続] ウィンドウで定義されているとおりに指定します。コマンドレットは、そのアプリケーション、仮想ディレクトリ、またはサービスに対して動作します。 VirtualPath パラメーターは SiteName パラメーターと共に使用する必要があります。SiteName では、アプリケーション、ディレクトリ、またはサービスが存在するサイトを指定します。 仮想パスの先頭の "/" 文字は省略可能です。
アプリケーションの場合、仮想パスには、IIS で定義されているとおりの、アプリケーションの名前が含まれます。 サービスの場合、仮想パスにはアプリケーションの名前、スラッシュ、およびサービスの .svc ファイルまたは .xamlx ファイルの名前が含まれます。 SiteName パラメーターと VirtualName パラメーターのセットを使用する場合は、Uri パラメーターを使用しないでください。
エイリアス |
なし |
必須 |
false |
位置 |
2 |
既定値 |
なし |
パイプライン入力の許可 |
true (ByPropertyName) |
ワイルドカード文字の許可 |
<CommonParameters>
このコマンドレットは、-Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable という一般的なパラメーターをサポートしています。詳細については、次を参照してください。 about_CommonParameters
入力
入力の型は、コマンドレットにパイプ処理できるオブジェクトの型です。
- None.
出力
出力の型は、コマンドレットから生成されるオブジェクトの型です。
- None.
例
例 1
この例では、ルート レベルに定義されたスロットル設定を取得します。
Get-ASAppServiceThrottling –root
// sample output
MaxConcurrentCalls : 16
MaxConcurrentInstances : 26
MaxConcurrentSessions : 10
IsLocal : True
BehaviorName : SampleServiceBehavior
例 2
この例では、Web サイト レベルに定義されたスロットル設定を取得します。
Get-ASAppServiceThrottling –SiteName “Default Web Site”
例 3
これらの例では、アプリケーション レベルに定義されたスロットル設定を取得します。
Get-ASAppServiceThrottling –SiteName “Default Web Site” –VirtualPath /SampleApp
Get-ASApplication -SiteName "Default Web Site" -VirtualPath /SampleApp | Get-ASAppServiceThrottling
例 4
これらの例では、サービス レベルに定義されたスロットル設定を取得します。
Get-ASAppServiceThrottling –SiteName “Default Web Site” –VirtualPath “/SampleApp/SampleService.xamlx”
Get-ASAppService –SiteName “Default Web Site” –VirtualPath “/SampleApp/SampleService.xamlx” | Get-ASAppServiceThrottling
例 5
これらの例では、URI で指定したレベルに定義されたスロットル設定を取得します。
Get-ASAppServiceThrottling –Uri https://localhost
Get-ASAppServiceThrottling –Uri https://localhost/SampleService
Get-ASAppServiceThrottling –Uri https://localhost/SampleService/SampleService.xamlx
例 6
この例では、アプリケーション内のすべてのサービスに関連付けられたスロットル設定を取得します。
Get-ASAppService –SiteName “Default Web Site” –VirtualPath “/SampleApp” | Get-ASAppServiceThrottling
関連トピック
serviceThrottling element