Clear-ASInstanceUnloadPolicy
Clear-ASInstanceUnloadPolicy
指定されたスコープに関連付けられているインスタンス アンロード ポリシー設定を削除します。
構文
Parameter Set: SiteNameAndVirtualPath
Clear-ASInstanceUnloadPolicy [-SiteName] <String> [[-VirtualPath] <String> ] [ <CommonParameters>]
Parameter Set: ApplicationObject
Clear-ASInstanceUnloadPolicy -ApplicationObject <ApplicationInfo> [ <CommonParameters>]
Parameter Set: RootConfig
Clear-ASInstanceUnloadPolicy [-Root] [ <CommonParameters>]
Parameter Set: ServiceObject
Clear-ASInstanceUnloadPolicy -ServiceObject <ServiceInfo> [ <CommonParameters>]
Parameter Set: Uri
Clear-ASInstanceUnloadPolicy [-Uri] <Uri> [ <CommonParameters>]
詳細な説明
このコマンドレットは、指定されたスコープに関連付けられている構成ファイルから workflowIdle 要素 (存在する場合) を削除し、<remove name="workflowIdle"> 要素を追加して、workflowIdle 設定が上位のレベルから継承されないようにします。
パラメーター
-ApplicationObject<ApplicationInfo>
ApplicationObject の名前。コマンドレットは、そのアプリケーションに対して動作します。このパラメーターは、Get-ASApplication コマンドレットの出力を、ApplicationObject パラメーターを含むコマンドレットにパイプするために使用します。
エイリアス |
なし |
必須 |
true |
位置 |
named |
既定値 |
なし |
パイプライン入力の許可 |
true (ByValue) |
ワイルドカード文字の許可 |
-Root
ルート アプリケーションの名前。コマンドレットは、そのスコープで動作します。Root パラメーターを使用する場合は、SiteName、VirtualPath、または Uri パラメーターを使用しないでください。
エイリアス |
なし |
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
なし |
パイプライン入力の許可 |
false |
ワイルドカード文字の許可 |
-ServiceObject<ServiceInfo>
ServiceObject の名前。コマンドレットは、そのサービスに対して動作します。このパラメーターは、通常、Get-ASAppService コマンドレットの出力を、ServiceObject パラメーターを含むコマンドレットにパイプするために使用します。
エイリアス |
なし |
必須 |
true |
位置 |
named |
既定値 |
なし |
パイプライン入力の許可 |
true (ByValue) |
ワイルドカード文字の許可 |
-SiteName<String>
Web サイトの名前を、IIS マネージャーの [接続] ウィンドウで定義されているとおりに指定します。コマンドレットは、そのサイトのスコープで動作するか、そのサイト内の特定のアプリケーション、仮想ディレクトリ、またはサービスのスコープで動作します。SiteName パラメーターを使用する場合は、そのサイト内に存在するアプリケーション、ディレクトリ、またはサービスを指定する VirtualPath パラメーターを追加する必要があります。
アプリケーションまたは仮想ディレクトリの場合は、IIS で定義されているとおりのアプリケーションの名前が仮想パスに含まれます。サービスの場合、仮想パスにはアプリケーションの名前、スラッシュ、およびサービスの .svc ファイルまたは .xamlx ファイルの名前が含まれます。VirtualPath パラメーターは、サイト スコープの場合は必要ありません。仮想パスの先頭の "/" 文字は省略可能です。SiteName パラメーターを使用する場合は、Uri パラメーターを使用しないでください。
エイリアス |
なし |
必須 |
true |
位置 |
1 |
既定値 |
なし |
パイプライン入力の許可 |
true (ByPropertyName) |
ワイルドカード文字の許可 |
-Uri<Uri>
IIS サイト、アプリケーション、仮想ディレクトリ、またはサービスの URI。コマンドレットは、そのスコープで動作します。Uri パラメーターを使用する場合は、SiteName パラメーターまたは SiteName パラメーターと VirtualPath パラメーターのセットを使用しないでください。
エイリアス |
なし |
必須 |
true |
位置 |
1 |
既定値 |
なし |
パイプライン入力の許可 |
true (ByPropertyName) |
ワイルドカード文字の許可 |
-VirtualPath<String>
アプリケーション、仮想ディレクトリ、またはサービスの仮想パスを、IIS マネージャーの [接続] ウィンドウで定義されているとおりに指定します。コマンドレットは、そのアプリケーション、仮想ディレクトリ、またはサービスに対して動作します。VirtualPath パラメーターは SiteName パラメーターと共に使用する必要があります。SiteName では、アプリケーション、ディレクトリ、またはサービスが存在するサイトを指定します。仮想パスの先頭の "/" 文字は省略可能です。
アプリケーションの場合、仮想パスには、IIS で定義されているとおりの、アプリケーションの名前が含まれます。サービスの場合、仮想パスにはアプリケーションの名前、スラッシュ、およびサービスの .svc ファイルまたは .xamlx ファイルの名前が含まれます。SiteName パラメーターと VirtualName パラメーターのセットを使用する場合は、Uri parameter.ps_virtualpath を使用しないでください。
エイリアス |
なし |
必須 |
false |
位置 |
2 |
既定値 |
なし |
パイプライン入力の許可 |
true (ByPropertyName) |
ワイルドカード文字の許可 |
<CommonParameters>
このコマンドレットは、-Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable という一般的なパラメーターをサポートしています。詳細については、次を参照してください。 about_CommonParameters
出力
出力の型は、コマンドレットから生成されるオブジェクトの型です。
- なし。
例
例 1
このコマンドは、ルート レベルに関連付けられているインスタンス アンロード ポリシー設定をクリアします。
Clear-InstanceUnload -Root
例 2
このコマンドは、Web サイト レベルに関連付けられているインスタンス アンロード ポリシー設定をクリアします。
Clear-InstanceUnload -SiteName "Default Web Site"
例 3
このコマンドは、アプリケーション レベルに関連付けられているインスタンス アンロード ポリシー設定をクリアします。
Clear-InstanceUnload –SiteName “Default Web Site” VirtualPath “/SampleService”
Get-ASApplication –SiteName “Default Web Site” –VirtualPath “/SampleService” | Clear-InstanceUnload
例 4
このコマンドは、サービス レベルに関連付けられているインスタンス アンロード ポリシー設定をクリアします。
Clear-InstanceUnload –SiteName “Default Web Site” –VirtualPath “/SampleService/SampleService.xamlx”
Get-ASApplicationService –SiteName “Default Web Site” –VirtualPath “/SampleService/SampleService.xamlx” | Clear-InstanceUnload
例 5
これらのコマンドは、URI を使用して決定される指定のスコープに関連付けられているインスタンス アンロード ポリシー設定をクリアします。
Clear-InstanceUnload –Uri https://localhost
Clear-InstanceUnload –Uri https://localhost/sampleservice/
Clear-InstanceUnload –Uri https://localhost/sampleservice/sampleservice.xamlx -TimeToUnload "00:00:40" –TimeToPersist “00:00:20”
例 6
このコマンドは、アプリケーションに含まれるすべてのサービスのインスタンス アンロード ポリシー設定をクリアします。
Get-ASAppService –SiteName “Default Web Site” –VirtualPath “/SampleApp” | Clear-ASInstanceUnloadPolicy