[エンドポイントの構成] ダイアログ ボックス: 全般 タブ

[エンドポイントの構成] ダイアログ ボックスの [全般] タブでは、[サービスの相対パス] と、エンドポイント定義の 3 つの属性のうち [バインド] と [コントラクト] の 2 つを確認することができます。3 つ目のエンドポイント属性である [エンドポイント アドレス] は、このタブを使用すると変更できます。

[エンドポイントの構成] ダイアログ ボックスはさまざまな方法で表示できます。

  • [サービスの構成] ダイアログ ボックスの [エンドポイント] タブで、特定のエンドポイントを選択して [編集] をクリックします。

  • [エンドポイント] リスト ([機能ビュー] 内) で、特定のエンドポイントを選択してショートカット メニューまたは [操作] ウィンドウで [構成] をクリックします。[エンドポイント] リストを表示するには、次のいずれかの手順を実行します。

    • サーバー、サイト、またはアプリケーション スコープで、[機能ビュー] から [エンドポイント] をダブルクリックすると、[エンドポイント] ページに [エンドポイント] リストが表示されます。

    • サーバー、サイト、またはアプリケーション スコープで、[機能ビュー] から [サービス] をダブルクリックし、サービスを右クリックして [エンドポイントの表示] をクリックします。

ダイアログ ボックスのオプション

フィールド

説明

サービスの仮想パス:

Web サーバーのルートからのサービス アセンブリまたはファイルの場所。たとえば、MyServiceFolder ディレクトリにある myService.xamlx ファイルには、このフィールドの MyServiceFolder/myService.xamlx の値が含まれます。このフィールドは、読み取り専用で変更できません。

エンドポイント アドレス:

エンドポイント アドレスは、サービスにアクセスするネットワーク アドレスまたは URI です。このフィールドが空である場合は、サービスの既定のベース アドレスが使用されます。このフィールドを編集して、このエンドポイントのアドレスを変更することができます。有効な URI が正しく入力されたことを確認するために、検証が行われます。これは、構成ファイルの address 属性の値を表しています。

バインド:

エンドポイント バインドにより、クライアントが WCF サービスと通信するために必要なプロトコル メカニズム、エンコード、およびセキュリティが定義されます。これは、構成ファイルの binding 属性の値を表しています。このリリースでサポートされている WCF のバインドは、basicHttpBinding、netTcpBinding、netNamedPipeBinding、wsHttpBinding、および netMsmqBinding です。このフィールドは、読み取り専用で変更できません。

コントラクト:

エンドポイント コントラクトは、サービスの機能を定義します。これは、構成ファイルの contract 属性の値を表しています。このフィールドは、読み取り専用で変更できません。

構成の変更

次の構成要素と属性は、このダイアログ ボックスに表示されるフィールドに対応しています (address, binding, contract、および bindingConfiguration)。"エンドポイント アドレス" フィールドの値を変更した場合、address 属性は変更されます。以下のコードでは address"" に設定されているため、このエンドポイントにはベース アドレスが使用されます。

<system.serviceModel>
  <services>
    <service name="s1">
      <endpoint address="" 
                binding="netTcpBinding" 
                contract="ICalculator"
                bindingConfiguration="s1NetTcp"/>
    </service>
  </services>
</system.serviceModel>

  2011-12-05