Microsoft.ApplicationServer.StoreManagement.Query 名前空間

この名前空間には、インスタンス クエリ プロバイダーを作成するために使用できる型が含まれています。

インスタンス ストア用のインスタンス クエリ プロバイダーを使用すると、そのインスタンス ストアに対してクエリを発行できます。Get-ASAppServiceInstance などのコマンドレットを使用してインスタンス ストア内のインスタンスにクエリを実行すると、クエリ プロバイダー オブジェクトが作成され、そのオブジェクトのメソッドが呼び出されます。クエリ プロバイダー オブジェクトはクエリを作成し、インスタンス ストアに対してクエリを実行し、コマンドレットにクエリ結果を返します。AppFabric IIS マネージャー拡張機能では、ほとんどのシナリオでコマンドレットを使用してインスタンス ストアにクエリを実行します。このため、クエリ プロバイダーにも依存しています。

すべてのクエリ プロバイダーが同じ API を実装し、基礎となるさまざまなインスタンス ストア上に抽象レイヤーを提供します。AppFabric には、SQL ワークフロー インスタンス ストア用のインスタンス クエリ プロバイダーが含まれ、SQL Server 永続化データベースに格納されたインスタンスにクエリを実行できます。SQL クエリ プロバイダーがクライアント (Windows PowerShell コマンドレットなど) からクエリを受け取ると、クエリを実行して SQL Server データベースからインスタンスを取得し、結果セットをクライアントに返します。SQL ワークフロー インスタンス ストア用インスタンス クエリ プロバイダーの実装は、Microsoft.ApplicationServer.StoreManagement.dll にあります。

別の種類のインスタンス ストアをサポートするには、そのストア用にインスタンス クエリ プロバイダーを用意する必要があります。カスタム クエリ プロバイダーを作成するには、InstanceQueryProvider クラスから派生するクラスを作成し、クライアントの代理でクエリを実行するメソッドを実装する必要があります。このセクションには、InstanceQueryProvider 型と、インスタンス クエリ プロバイダーを作成するために使用できる他の型のドキュメントが含まれています。

クラス

クラス 説明
CommandInfo コマンドに関する情報を表します。
GroupingResult クエリでのグループ化の結果を表します。
HostInfo 指定されたホストの情報を表します。
InstanceInfo ストアで使用されている InstanceInfo を表します。
InstanceQuery インスタンス ストアに対してクエリを実行できるようにする型です。
InstanceQueryArgs InstanceQuery クラスの BeginExecuteQuery メソッドがパラメーターとして取り、インスタンス ストアに格納されるインスタンスに対してクエリを実行するために使用する型です。クエリ条件は、QueryArgs オブジェクトのプロパティの値によって決定されます。
InstanceQueryException インスタンス クエリの例外を表します。
InstanceQueryExecuteArgs InstanceQueryExecuteArgs クラスのインスタンスを作成します。
InstanceQueryGroupArgs InstanceQueryGroupArgs クラスのインスタンスを表します。
InstanceQueryProvider すべてのインスタンス クエリ プロバイダーの基本クラスを表します。
PropertyInfo コンポーネントのプロパティ情報を表します。

列挙体

列挙体 説明
CommandStatus コマンドの状態を指定します。
GroupingMode グループ化のモードを指定します。
HostType ホストの種類を指定します。
InstanceCondition インスタンスの条件を指定します。
InstanceStatus メッセージ ボックスのデータベースまたは追跡データベースでサービス インスタンスがアクティブかどうかに応じて、サービスが持つことができる状態値を指定します。
Order クエリ内の順序を表します。