Windows Server AppFabric をインストールするワークグループ コンピューターの準備

このトピックでは、Windows Server AppFabric のホスティング サービス機能とキャッシュ サービス機能をワークグループの複数のコンピューターにインストールする準備に必要な手順について説明します。ワークグループのコンピューターで、次の手順を実行します。

AppFabric インストール用にワークグループの最初のコンピューターを準備するには

  1. Windows 7 をインストールします。

  2. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントして、[Windows Update] をクリックした後、Windows Update サイトの指示に従って、Windows Update をインストールします。

  3. 修正プログラム KB 980423 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=185864) をインストールします。

  4. .NET Framework 4 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=177666) をインストールします。

    ヒント

    HTTP アクティブ化を有効にする前に .NET Framework 4 をインストールする場合は、ASP.NET 修復ツールを実行する必要があります。コマンドは、%windir%\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30128\aspnet_regiis.exe -iru です。

    ヒント

    Windows PowerShell 2.0 は Windows 7 と共にインストールされます。

  5. https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=177674 にアクセスして SQL Server 2008 Express をインストールします。

  6. MYAPPFABRIC ワークグループを作成し、[システム] ダイアログ ボックスを開いて [設定の変更]、[変更] を順にクリックし、[ワークグループ] に「MYAPPFABRIC」と入力してワークグループにコンピューターを追加します。

  7. MyHostingAdmin ユーザー アカウントと MyCachingAdmin ユーザー アカウントを作成し、それぞれのアカウントに管理者特権とパスワード保護を設定します。MyCachingAdmin ユーザー アカウントをローカル コンピューターの Administrators グループに追加します。

    ヒント

    MyCachingAdmin ユーザー アカウントは、ローカル コンピューターの Administrators グループのメンバーである必要があります。

  8. MyHostingUser ユーザー アカウント、MyHostingObserver ユーザー アカウント、および MyCachingUser ユーザー アカウントを標準ユーザーとして作成し、それぞれのアカウントにパスワード保護を設定します。これらはサービスの ID として機能することになるアカウントです。

    ヒント

    ワークグループの 2 台目以降のコンピューターでも同じユーザー アカウントを作成できるように、これらのユーザー アカウント名とパスワードをメモしておいてください。

  9. XML ファイルを配置するフォルダーを作成します。このファイルにはキャッシュ サービスの構成情報が含まれます。MyCachingAdmin ユーザー アカウントに読み取り/書き込みアクセス権を付与し、MyCachingUser ユーザー アカウントにフル アクセス権を付与します。これを行うには、フォルダーを右クリックし、[プロパティ]、[共有]、[詳細な共有]、[このフォルダーを共有する]、および [アクセス許可] を順にクリックします。MyCachingAdmin ユーザーを追加し、[フル コントロール] の [許可] をクリックします。MyCachingUser を追加し、[読み取り] の [許可] をクリックします。

    ヒント

    キャッシュ構成情報を含む .xml ファイルは、このコンピューターでファイルを作成するだけで共有できます。

  10. SQL Server と,リモート接続用の Windows ファイアウォールを設定します。詳細については、「SQL Server のアクセスを許可するための Windows ファイアウォールの構成」 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=94001) を参照してください。

AppFabric インストール用にワークグループの 2 台目以降のコンピューターを準備するには

  1. Windows 7 をインストールします。

  2. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントして、[Windows Update] をクリックした後、Windows Update サイトの指示に従って、Windows Update をインストールします。

  3. 修正プログラム KB 980423 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=185864) をインストールします。

  4. コントロール パネルを開き、[プログラムと機能] をクリックし、[Windows の機能を有効化または無効化] をクリックし、[Microsoft .NET Framework 3.5.1] を開いた後、[Windows Communication Foundation HTTP アクティブ化] および [Windows Communication Foundation 非 HTTP アクティブ化] を選択して、WCF の HTTP アクティブ化と非 HTTP アクティブ化を有効にします。[OK] をクリックします。

    ヒント

    WCF の HTTP アクティブ化と非 HTTP アクティブ化を有効にすることで、Windows プロセス アクティブ化サービスとインターネット インフォメーション サービスが有効になります。

  5. .NET Framework 4 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=177666) をインストールします。

    ヒント

    Windows PowerShell 2.0 は Windows 7 と共にインストールされます。

  6. https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=177674 にアクセスして SQL Server 2008 Express をインストールします。

  7. コントロール パネルの [システム] ダイアログ ボックスを開いて [設定の変更]、[変更] を順にクリックし、[ワークグループ] に「MYAPPFABRIC」と入力して MYAPPFABRIC ワークグループにコンピューターを追加します。

  8. 最初のコンピューターで実行したのと同じユーザー名とパスワードを使用して、MyHostingAdmin ユーザー アカウントと MyCachingAdmin ユーザー アカウントを作成し、それぞれのアカウントに管理者特権を設定します。MyCachingAdmin をローカル コンピューターの Administrators グループに追加します。

    ヒント

    MyCachingAdmin ユーザー アカウントは、ローカル コンピューターの Administrators グループのメンバーである必要があります。MyHostingAdmin ユーザー アカウントは、Administrators グループのメンバーである必要はなく、Administrators グループから削除できます。

  9. 最初のコンピューターで実行したのと同じユーザー名とパスワードを使用して、MyHostingUser ユーザー アカウント、MyHostingObserver ユーザー アカウント、および MyCachingUser ユーザー アカウントを標準のユーザーとして作成し、それぞれのアカウントにパスワード保護を設定します。これらはサービスの ID として機能することになるアカウントです。

    ヒント

    ワークグループの 2 台目以降のコンピューターでユーザー アカウントを作成する場合、最初のコンピューターで実行したのと同じユーザー名とパスワードを使用する必要があります。

  2011-12-05