IIS マネージャーを使用して既定の使用を有効にする
AppFabric 構成ダイアログ ボックスの全般構成ページでは、以下のことを実行できます。
ID セクションで、(スコープに応じて) サービスに適用されるサーバー、Web サイト、およびアプリケーションを判別し、サービスの名前を確認できます。
サービスのスコープのサービスの既定セクションで、サービスの構成に既定値が使用されるように指定できます。既定の使用コントロールを使用できるのは、サービスの構成ダイアログ ボックス内だけです。アプリケーション、サイト、またはサーバーの構成ダイアログ ボックス内では使用できません。タグのないサービスの場合は、既定の使用ボタンは常に無効であることに注意してください。
既定の使用を選択すると、サービスは IIS 階層内の名前なしビヘイビアーの結合チェーンを使用します。サービスは、IIS 階層のすべてのレベルから構成設定を継承します。詳細については、「AppFabric での構成プロセス」を参照してください。
サーバーの構成ツリー全体を構成する場合は、次の順序で実行する必要があります。
使用するサーバーとサイトの既定値を構成します。
使用するアプリケーションをインポートし、アプリケーションおよびアプリケーションに含まれるサービスを構成します。
ヒント
この順序で行う理由は、レベルごとに既定を構成するとツリー全体がリサイクルされる可能性があるためです。アプリケーションをリサイクルする負荷を避けるため、この順序で構成してからアプリケーションを実際に実行してください。
サービスの既定値の使用を構成するには
[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。次に、[Windows Server AppFabric] をクリックし、[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー] をクリックして、IIS マネージャーを開きます。
IIS マネージャーの接続ウィンドウで、サーバーをアプリケーション レベルまで展開し、適切なアプリケーションをクリックします。
機能ビューのサービス ノードをダブルクリックし、既定値を構成するサービスを選択して、操作ウィンドウの [WCF サービスと WF サービスの管理] の [構成] をクリックします。既定では、[全般] タブが選択されます。
サービスが、サーバー、サイト、またはアプリケーション レベルで既定の構成を使用するように指定するには、[既定の使用] をクリックします。
ヒント
これにより、アプリケーションの Web.config ファイルの behaviorConfiguration が “” に設定されます。サービスの構成設定は、アプリケーション、サイト、およびサーバーの Web.config ファイルの名前なしビヘイビアーからの結合値になります。詳細については、「AppFabric での構成プロセス」を参照してください。
ヒント
既定値が既に有効である場合は、既定値が現在使用されていることを示すメモが表示され、[既定の使用] ボタンは無効になります。UI で、既定を使用しない構成に切り替えることはできません。切り替えるには、Web.config ファイルを手動で変更する必要があります。詳細については、「AppFabric での構成プロセス」を参照してください。
[OK] をクリックします。
2012-03-05