キャッシュ クライアント アセンブリのインストール

キャッシュ クラスターを使用するには、キャッシュが有効なアプリケーション サーバーまたは Visual Studio 開発環境ワークステーションに、Microsoft AppFabric 1.1 for Windows Server キャッシュ アセンブリのローカル コピーが存在する必要があります。これらのアセンブリを取得するには、開発環境ワークステーションに AppFabric をインストールします。目的のアセンブリのインストールと登録に必要な機能は、キャッシュ クライアントのみです。既定では、アセンブリは .\Program Files\Windows Server AppFabric ディレクトリに配置されています。アプリケーション開発に最も重要なアセンブリは次のとおりです。

  • Microsoft.ApplicationServer.Caching.Core.dll

  • Microsoft.ApplicationServer.Caching.Client.dll

  • Microsoft.WindowsFabric.Common.dll

  • Microsoft.WindowsFabric.Data.Common.dll

重要

アプリケーションや開発環境ではキャッシュ サーバーと同じアセンブリを使用することが重要です。分散キャッシュ システムをアップグレードする場合、そのシステムを使用しているすべてのキャッシュ クライアントに同じバージョンのアセンブリが配置されていることを確認してください。これを確認するには、キャッシュ クライアントの Microsoft.ApplicationServer.Caching.Client.dll ファイルの製品バージョンと、キャッシュ サーバーのインストール フォルダーにある Microsoft.ApplicationServer.Caching.Server.dll ファイルの製品バージョンを比較します。

キャッシュが有効なアプリケーション サーバーの準備

アプリケーション サーバーで AppFabric キャッシュ アセンブリを使用するには、キャッシュが有効なアプリケーションをインストールする必要があります。アプリケーションのインストール プログラムによって AppFabric キャッシュ アセンブリがアプリケーション サーバーのアクセス可能な場所にコピーされる場合、そのアプリケーションでは従来型の .NET アプリケーション インストール手法を使用できます。

開発ワークステーションの準備

キャッシュが有効なアプリケーションを開発する場合、プログラムには Microsoft.ApplicationServer.Caching.Core.dll および Microsoft.ApplicationServer.Caching.Client.dll の公開メンバーのみを使用できます。詳細については、「開発環境の準備」 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=187215) を参照してください。

  2012-03-05