概要
PsShutdown は、Windows 2000 リソース キットのシャットダウン ユーティリティと類似したコマンド ライン ユーティリティですが、はるかに多くの処理を実行できます。PsShutdown では、ローカル コンピューターやリモート コンピューターをシャットダウンまたは再起動する同様のオプションがサポートされているだけでなく、コンソール ユーザーをログオフしたり、コンソールをロックしたりできます (ロックするには Windows 2000 以上が必要です)。PsShutdown では、クライアント ソフトウェアを手動でインストールする必要はありません。
インストール
PsShutdown を実行可能なパスにコピーして、下記のコマンド ライン オプションを指定して「psshutdown」と入力します。
PsShutdown の使用方法
PsShutdown の高度な使用方法の詳細について説明している『Windows IT Pro Magazine』の 2005 年 2 月号の記事「PsShutdown (英語)」を参照してください。
PsShutdown を使用すると、ローカル コンピューターまたはリモート コンピューターのシャットダウン、ユーザーのログオフ、システムのロック、または差し迫ったシャットダウンの中止を行えます。
使用法: psshutdown [[\\<コンピューター>[,<コンピューター>[,..]| @<ファイル> [-u <ユーザー> [-p <パスワード>]]] -s|-r|-h|-d|-k|-a|-l|-o [-f] [-c] [-t nn|h:m] [-n s] [-v nn] [-e [u|p]:xx:yy] [-m "<メッセージ>"]
-? |
サポートされているオプションを表示します。 |
computer |
リモート コンピューターまたは指定のコンピューターでコマンドを実行します。コンピューター名を省略するとコマンドはローカル システムで実行され、ワイルドカード (\\*) を指定すると、コマンドは現在のドメイン内のすべてのコンピューターで実行されます。 |
@<ファイル> |
指定のテキスト ファイルに記載されている各コンピューターでコマンドを実行します。 |
-u |
リモート コンピューターにログインするユーザー名を指定します (省略可能)。 |
-p |
指定のユーザー名に対応するパスワードを指定します (省略可能)。パスワードを省略すると、パスワードを入力するように要求されます。 |
-a |
シャットダウンを中止します (カウントダウンの進行中のみ可能な動作です)。 |
-c |
対話ユーザーがシャットダウンを中止できます。 |
-d |
コンピューターを中断します。 |
-e |
シャットダウンの理由コードです。
ユーザーの理由コードには u を指定し、計画されたシャットダウンの理由コードには p を指定します。
xx は、重大な理由コードです (256 未満にする必要があります)。
yy は、重大ではない理由コードです (65536 未満にする必要があります)。 |
-f |
実行中のアプリケーションのデータを保存する機会を与えることなく、シャットダウン中にすべての実行中のアプリケーションを強制的に終了します。 |
-h |
コンピューターを休止状態にします。 |
-k |
コンピューターの電源を切ります (電源を切ることがサポートされていない場合は再起動します)。 |
-l |
コンピューターをロックします。 |
-m |
このオプションを使用すると、シャットダウンのカウントダウンが開始されたときに、ログオンしているユーザーに対して表示するメッセージを指定できます。 |
-n |
リモート コンピューターへの接続をタイムアウトする時間 (秒単位) を指定します。 |
-o |
コンソール ユーザーをログオフします。 |
-r |
シャットダウン後に再起動します。 |
-s |
電源を切らずにシャットダウンします。 |
-t |
シャットダウンまでのカウントダウンを秒単位で指定するか (既定値は 20 秒)、シャットダウンの時間を (24 時間表記で) 指定します。 |
-v |
シャットダウンする前に、メッセージを指定された秒数の間表示します。このパラメーターを省略すると、シャットダウンを通知するダイアログ ボックスが表示され、0 を指定するとダイアログ ボックスが表示されなくなります。 |
PsTools のダウンロード
(1.60 MB)