利害関係者としての作業

利害関係者アクセスを持っていれば、チームの誰でもプロジェクトの状態をチェックして、フィードバックを提供できます。 利害関係者はプロジェクトの優先度を追跡し、方向、機能のアイデア、ビジネス アライメントをチームに提供できます。

利害関係者は、次のことができます。

  • バックログで項目を参照、追加、および変更する

  • チームのホーム ページおよびポートフォリオ バックログを表示する

  • ストーリー、機能、バグ、フィードバック応答といった作業項目を表示、作成、変更する

  • クエリを表示、作成、および保存する

  • 作業項目が変更されたときに、サインアップして警告を受け取る

Team Foundation Server (TFS) 2013 更新プログラム 4 では、制限付きアクセスから利害関係者アクセスへ名前が変更されました。 接続している TFS がまだ更新されていない場合は、制限付きアクセスで作業します。

最初のサインイン

  1. ブラウザー ウィンドウを開き、TFS Web Access の URL を入力します。

    http:// ServerName:8080 /tfs/

    たとえば、FabrikamPrime という名前のサーバーに接続するには、「http://FabrikamPrime:8080/tfs/」と入力します。

  2. 資格情報を入力してください。 サインインできない場合は、チームにメンバーとして参加し、利害関係者アクセスを取得する必要があります。

    TFS にアクセスするには、ユーザー名およびパスワードを入力

  3. チーム プロジェクトに接続するには、[参照] を選択します。

    チーム プロジェクトをブラウズ

    プロジェクトが一覧に表示されない場合は、チームのプロジェクト管理者に連絡して、プロジェクトに追加してもらいます。

  4. ホーム ページから、作業を追跡するバックログを開くことができます。 また、作業項目を作成して新しい作業を追跡できます。

    チーム プロジェクトをブラウズ

    ビューの中に、複数の作業項目の種類が表示されることがあります。

バックログのチェックまたは新しい作業の追加

バックログに、優先度順で作業が表示されます。

  1. 作業項目を表示または編集するには、作業項目を選択して [Enter] を選択します。

    作業項目が優先順に並んだバックログ ページ

  2. 新しい項目を追加するには、項目の種類を選択して名前を指定します。 項目は、リストの最後に追加されます。

    クイック追加パネルからバックログ項目を追加する

進行中の作業のチェック

  • チームの作業ステータスを表示するには、ボードを開きます。開く項目または編集する項目を選択します。

    かんばんボードを表示

割り当てられている作業、または他の作業項目のクエリの検索

  1. [クエリ] ページを開いて、割り当てられている作業項目のリストを表示します。

    クエリ ページ、項目が自分に割り当てられている

  2. または共有クエリ フォルダーに定義されているいずれかのクエリを開きます。

    共有クエリを実行する

  3. 新しいクエリを作成したり、既存のクエリを編集したりして、それらのクエリをマイ クエリ フォルダーに保存できます。 詳細は、「クエリの編集」を参照してください。

    クエリ エディター

バグの作成

[新規作成] メニューに表示される種類の作業項目はどれでも作成できます。 表示される種類は、プロジェクトによって異なる可能性があります。

  1. バグを開きます。

    バグの作業項目フォームを開く

  2. フォームに入力し、保存します。 黄色い背景のフィールドは、有効なデータを入力する必要があることを示します。

    バグの作業項目フォームを記入する

    注意

    タブに注意アイコンが表示されている場合は、検証規則に違反する値があることを示します。そのタブの情報を修正しないと、作業項目を保存することはできません。

既定の各作業項目の種類の詳細については、スクラムアジャイル、または CMMI のトピックを参照してください。

Q & A

利害関係者アクセスに適したユーザーは誰ですか。

A: Visual Studio を使用していないプロジェクト マネージャーやその他の担当者も、利害関係者アクセスによってチームをサポートすることができます。 利害関係者アクセスは、TFS が配置された組織内で、クライアント アクセス ライセンス (CAL) を持たないメンバーをサポートします。 このビューでは、組織が Team Foundation Server のライセンス条項に準拠するように機能が制限されます。 詳細については、ホワイト ペーパー「Visual Studio と MSDN のライセンス」を参照してください。

制限付きアクセスは、作業項目専用ビュー (WIOV) とも呼ばれていました。

Q: 私がアクセス権を持っていないのはどの機能ですか。

A: これらの機能へのアクセスが必要な場合は、基本アクセス レベルまたは上級アクセス レベルのいずれかのグループに追加してもらう必要があります。

  • バックログ内の項目の優先度を変更する

  • 新しいタグを作成して作業項目をグループ化する

  • 共有クエリの作成、グラフの表示、およびホーム ページの変更

  • コード、ビルド、およびテスト ハブのすべての機能にアクセスする

  • チーム ルームに参加する (プロジェクトについてインタラクティブで詳細な会話を記録する)

  • メンバーシップ、アクセス許可、区分パスとイテレーション パス、およびライセンシングの管理をサポートする管理ページを表示する

これらの機能は、製品所有者、チーム リーダー、開発者、テスト担当者、およびプロジェクト管理者の日常作業をサポートします。 すべてのライセンスに対する機能の比較表は、ここを参照してください

Q: 制限付きアクセスは、利害関係者アクセスとどのように違いますか。

A: 利害関係者アクセスは、制限付きアクセスよりも多くの機能に対するアクセスを提供します。 制限付きアクセスでは、ユーザーは、自身が作成した作業項目のみ表示および変更できます。 この場合、コード障害の報告や製品機能の提案を行うことができます。 ただし、チームのホーム ページ、バックログ ページ、または Agile 計画ツールに対してはアクセス権がありません。

あなたのビューは、次のページに制限されます。

作成した作業項目の表示

Q: コンテキストを他のプロジェクトまたはチームへどのように切り替えますか。

A: 他のチーム プロジェクトまたはチームの作業項目を表示または作成するには、そのプロジェクトに切り替えます。 目的の名前が一覧に表示されない場合は、[すべてを参照] を選択します。

別のチームまたはチーム プロジェクトに切り替える

Q: Team Explorer で作業項目を追加または編集できますか。

A: はい。ただし、Web ブラウザーを介して表示できるのは、バックログやボードのページなど、いくつかの機能に制限されます。

チーム エクスプローラーでは、利害関係者に対して有効でない機能が選択された場合は、アクセス権を持っていないことを示すエラーが表示されます。 チーム エクスプローラーを無料でダウンロードするには、こちらにアクセスしてください。

Q: 誰かが作業項目を変更したときに電子メールを受け取ることはできますか。

A: はい。項目の変更時に警告を作成できます

Q: API またはサービス フックを介して Visual Studio Online に接続されているサードパーティ ツールを使用することはできますか。

A: できます。作業項目の追跡をサポートしているツールのみ使用できます。