Windows Server 2008 における .NET Framework のサポート

Windows Server 2008 オペレーティング システムにより、強力な一連の機能が .NET Framework 開発者に提供されます。Windows Server 2008 のすべてのエディションには、.NET Framework 2.0 が含まれています。また、Internet Information Services (IIS) 7.0 で新しく提供される柔軟性と機能を利用して、スケーラビリティの高い Web サイトおよびアプリケーションを構築できます。Windows Server 2008 では、アプリケーション サーバーの役割を追加することにより、サーバー ベースのカスタム ビジネス アプリケーションを展開するための環境が強化されました。これには、Windows Communication Foundation (WCF) に基づいて構築された Web サービスや Windows Workflow Foundation (WF) などのテクノロジも含まれます。

既に構築済みの .NET Framework アプリケーションを所有している場合は、Windows Server 2008 で .NET Framework の各バージョンに対して提供されるサポートの内容を理解しておく必要があります。次の表は、提供されるサポートの概要を示しています。

.NET Framework のバージョン Windows Server 2008 でのサポート コメント
1.0 なし このバージョンに基づいて構築されたアプリケーションは、新しいバージョンに移行する必要があります。
1.1 Service Pack 1 あり .NET Framework 1.1 SP1 を使用して作成されたアプリケーションは、Windows Server 2008 でも引き続き動作します。
ただし、このバージョンのサポート終了日は、Windows Server 2008 の製品ライフサイクルとは関連していないので、注意が必要です。
詳細については、「 マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル」を参照してください。
2.0 Service Pack 1 あり Windows Server 2008 に含まれています。
選択したサーバーの役割にかかわらずサポートされます。.NET Framework 2.0 に基づいて構築されたアプリケーションは、追加でソフトウェアをインストールしたり、サーバーの構成を行ったりすることなく実行できます。
3.0 Service Pack 1 あり Windows Server 2008 に含まれています。
Windows Server 2008 をアプリケーション サーバーとして構成すると、.NET Framework 3.0 Service Pack 1 に対する組み込みのサポートが有効になります。
3.5 あり Windows Server 2008 には .NET Framework 3.5 は含まれていませんが、別途インストールすることによって、このバージョンで提供される新機能を利用できます。
注 : このバージョンを動作させるには、Windows Server 2008 に含まれている .NET Framework 2.0 Service Pack 1 と .NET Framework 3.0 Service Pack 1 が必要です。

注意 : Windows Server Core を選択した場合、.NET Framework はご利用いただけません。

Windows Server 2008 における .NET Framework のサポートの詳細については、次の資料を参照してください。

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