登録ウィザード

ここでは、以下の情報を示します。

  • Microsoft Windows 2000 Service Pack 4 (SP4) に搭載されている登録ウィザードの概要と、このウィザードがインターネット上のサイトとどのように通信するかに関する説明

  • 登録ウィザードを制御してインターネットとの間で行き来する情報の流れを制限する方法

トピック

登録ウィザードの目的
概要 : 管理を強化している環境内での製品登録
登録時にユーザーのコンピュータとインターネット上のサイトの間でどのような通信が行われるか
手順 : グループ ポリシーを使ってユーザーによる登録ウィザードの起動を無効化する

登録ウィザードの目的

登録ウィザードでは、ユーザーまたは管理者が登録カードを郵送する代わりに、インターネットを通じて Windows 2000 を直接登録することができます。製品の登録時には、製品のアップデートや特典を受け取ることができるように、住所など、個人を識別するための情報を提示することになります。登録は、通常、製品別に行います。登録を行わなくても製品は使用できます。登録が完了すると、さまざまなセキュリティ テクノロジを使用して、すべての登録情報が保存されます。これらの情報が Microsoft 社外に貸与または売却されることはありません。

登録ウィザードは、Windows 2000 のセットアップ後にすぐに起動するように設計されています。このとき、以下のいずれかのインターフェイスが表示されます。

  • クライアントの場合 : [Windows 2000 の紹介]

  • サーバーの場合 : [サーバーの構成]

Windows 2000 内にどちらのインターフェイスが表示された場合も、[今すぐ登録] をクリックすると登録ウィザードが起動されます。

Windows 2000 が稼動しているコンピュータで登録ウィザードがまだ実行されていない場合は、コマンド ラインから登録ウィザードを起動することもできます。コマンド ラインから起動するには、コマンド プロンプトを開き、次のコマンドを入力します。

regwiz /r

概要 : 管理を強化している環境内での製品登録

Windows 2000 を新しくインストールしたコンピュータがインターネットに接続されている場合、そのコンピュータのユーザーが登録ウィザードを実行すると、登録ウィザードは Microsoft の登録サイトと通信します。管理者がこの動作を望ましくないと判断した場合は、グループ ポリシーを通じて、ユーザーによる登録ウィザードの実行を無効化できます。これを行うには、実行できない Windows アプリケーションの一覧に Regwiz.exe を追加します。詳細については、後の「手順 : グループ ポリシーを使ってユーザーによる登録ウィザードの起動を無効化する」を参照してください。

登録時にユーザーのコンピュータとインターネット上のサイトの間でどのような通信が行われるか

Windows 2000 を登録するには、インターネットを使うか、または製品パッケージに含まれているカードを郵送します。登録を行うかどうかは、ユーザーの任意です。Windows 2000 をインターネット経由で登録する場合は、Web サイトとの間で以下のような通信が行われます。

  • 送受信される情報 : ユーザーが Windows 2000 をインターネット経由で登録するとき、そのユーザーは以下の情報を Microsoft の登録サーバーに送信できます。

    • オペレーティング システムの使用場所 : [個人] または [会社] を選択できます。

    • 名前 : 登録を完了するには、姓と名を入力する必要があります (登録自体を行うかどうかは、ユーザーの任意です)。

    • 会社 (使用場所として [会社] を選択した場合のみ): 登録を完了するには、会社名を入力する必要があります (登録自体を行うかどうかは、ユーザーの任意です)。

    • 住所 : 登録を完了するには、住所を入力する必要があります (登録自体を行うかどうかは、ユーザーの任意です)。

    • 電話番号 : 省略可能です。

    • ユーザーの役割 : 省略可能です。前のページで [個人] を選択した場合は、コンピュータに対するユーザーの関心度を示す評価スケールと共に、任意回答のアンケートが表示されます。前のページで [会社] を選択した場合は、「情報システム  (IT) 上級管理職」や「一般ソフトウェア ユーザー」などの役割を任意に選択できる一覧が表示されます。

    • メーリング情報を Microsoft がパートナーと共有することを許可するかどうか : Microsoft では、選び抜いた一部のパートナーに対し、製品とサービスに関するお知らせをメールでお客様に届けることを許可する場合があります。登録を行うユーザーは、このような情報共有を許可または拒否できます。

    • システム インベントリ情報 : 登録ウィザードでは、システム ハードウェア (デバイス) およびオペレーティング システム ソフトウェアに関するインベントリ情報が収集されます。製品を登録するユーザーは、このインベントリ情報を登録情報と共に送信するかどうかを選択できます。インベントリ情報を送信すると、どのデバイスが実際に使用されているかを Microsoft のスタッフが把握でき、Microsoft からお客様に提供するサポートの質の向上と今後の製品の改良に役立てることができます。

  • 既定の設定 : 登録ウィザードは、既定で動作可能に設定されています。

  • トリガとユーザー通知 : コンピュータのユーザーが登録ウィザードの起動をトリガするのは、前述したインターフェイスのいずれかで [今すぐ登録] をクリックしたときか、または前の「登録ウィザードの目的」で述べたように、regwiz /r コマンドを入力したときのどちらかです。ウィザードの起動前の画面と最初のウィザード ページでは、ウィザードを完了すると製品が登録されることがユーザーに通知されます。

  • ログ : 登録処理のログは作成されません。

  • プライバシー、アクセス、および保存 : 製品登録時にユーザーから Microsoft に送信された情報を含む登録データは、厳重に管理された施設内にあり、アクセスが制限されているサーバーに保存されます。登録データの参照は、顧客サービス担当者とマーケティング担当者にのみ許可されています。

  • オンライン登録のプライバシーに関する Microsoft のポリシーについては、次の Web サイトを参照してください。

  • http://privacy.microsoft.com/ja-jp/default.mspx

  • 伝送プロトコルとポート : 登録データの送信には、常に HTTP スルー ポート 80 が使用されます。

  • ウィザードの無効化 : 登録ウィザードを無効化する方法については、後の「手順 : グループ ポリシーを使ってユーザーによる登録ウィザードの起動を無効化する」を参照してください。

手順 : グループ ポリシーを使ってユーザーによる登録ウィザードの起動を無効化する

ユーザーによる登録ウィザードの実行は、グループ ポリシーを通じて無効化できます。これを行うには、実行できない Windows アプリケーションの一覧に Regwiz.exe を追加します。

グループ ポリシーを通じてユーザーによる登録ウィザードの起動を無効化するには

  1. Windows 2000 が稼動しているサーバー上で、グループ ポリシー オブジェクト (GPO) の適用対象 (組織単位、ドメイン、またはサイト) に応じた方法でグループ ポリシーを開きます。詳細については、ヘルプを参照してください。

  2. グループ ポリシーの詳細については、「付録 B: Resources for Learning About Group Policy」を参照してください。この付録には、Windows 2000 ヘルプでグループ ポリシーに関する情報を表示する方法も示されています。

  3. グループ ポリシー内で、[ ユーザーの構成 ][ 管理用テンプレート ][ システム ] を順にクリックします。

  4. 詳細ペインで、[ 指定された Windows アプリケーションを実行しない ] をダブルクリックします。

  5. [ 有効 ] を選択し、[ 表示 ][ 追加 ] を順にクリックした後、アプリケーションの実行可能ファイル名として「Regwiz.exe」を入力します。