Team Foundation Server のインストールに必要なポート
ファイアウォールはネットワーク ポートを制御しますが、Team Foundation Server はポートのアクセスを必要とします。 ファイアウォールによって Team Foundation Server が必要とするポートからブロックされないことを確認する必要があります。 このトピックの表は、Team Foundation Server SQL Server、および SharePoint 製品 が必要とする TCP ポートの既定の設定を示しています。
ファイアウォール
Windows ファイアウォールを使用していて例外を許可するように構成していると、Team Foundation Server のインストール ウィザードは TFS が必要とするポートを開きます。 例外を許可しないように Windows ファイアウォールが構成されている場合、Team Foundation Server のインストール時に例外を許可する構成にする必要があります。 それ以外の場合は、TFS に必要なポートを手動で開く必要があります。 詳細については、Microsoft Web サイトの「How to Configure Windows Firewall on a Single Computer (単一のコンピューターで Windows ファイアウォールを構成する方法)」を参照してください。
他のファイアウォール製品を使用している場合、そのファイアウォールのドキュメントを参照して、TFS が必要とするポートの開き方を確認してください。
SQL Server に必要なポート
次の表は SQL Server が必要とする TCP ポートを示します。
サーバーまたはアプリケーション コンテキスト |
TCP ポート |
---|---|
SQL サービス (データベース エンジン) |
14331 |
SQL ブラウザー サービス (データベース エンジン) |
1434 |
SQL Server Analysis Services リダイレクター |
2382 |
SQL Server Analysis Services |
2383 |
SQL Server Reporting Services |
80 |
1SQL Server の既定のインスタンスでは、ポート 1433 が使用されます。 名前付きインスタンスの場合、SQL Server は、オペレーティング システムによって割り当てられた動的ポートを使用します。 SQL Server が名前付きインスタンスに使用するポート番号を調べるには、SQL Server 構成マネージャーを使用します。 詳細については、Microsoft Web サイトの「SQL Server のアクセスを許可するための Windows ファイアウォールの構成」のページを参照してください。
レポート サーバーのポート要件
レポート サーバーが Team Foundation Server を実行しているサーバー上にない場合、レポート サーバーに Windows Management Instrumentation (WMI) の Windows ファイアウォールの例外が含まれていることを確認する必要があります。 このタスクを完了するための手順は、使用しているオペレーティング システムによって異なります。 Windows Server 2003 または Windows Server 2003 R2 を使用している場合は、Microsoft の Web サイト「Connecting Through Windows Firewall (Windows ファイアウォールを介して接続)」を参照してください。 Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2、Windows Vista、または Windows 7 を使用している場合は、Microsoft の Web サイト「Connecting to WMI Remotely Starting with Windows Vista (Windows Vista 以降で WMI にリモートで接続する)」を参照してください。
SharePoint 製品に必要なポート
このセクションの表では、TFS のインストール ウィザードによってインストールされた SharePoint Foundation が使用する TCP ポートを示します。
これらのポート番号は、SharePoint 製品の既存の配置とは異なる場合があります。 SharePoint 製品 が使用するポート番号は、インターネット インフォメーション サービス (IIS: Internet Information Services) マネージャーを開いて Web サイトのプロパティを調べることで確認できます。 詳細については、「Team Foundation Server 用の SharePoint 製品の検証」を参照してください。
サーバーまたはアプリケーション コンテキスト |
TCP ポート |
---|---|
既定の Web サイト |
80 |
SharePoint サーバー管理 |
17012 |
Team Foundation Server に必要なポート
既定では、Team Foundation Server は、次の TCP ポートを使用します。
サーバーまたはアプリケーション コンテキスト |
TCP ポート |
---|---|
Team Foundation Server |
8080 |
Team Foundation Server Proxy |
8081 |
Release Management for Visual Studio 2013 に必要なポート
既定では、Release Management Server は次の TCP ポートを使用します。
サーバーまたはアプリケーション コンテキスト |
TCP ポート |
---|---|
Release Management Server |
1000 |
参照
概念
Team Foundation Server のインストール
方法: Team Foundation Server ファームを作成する (高可用性)