XACT のイベント

Microsoft Cross-Platform Audio Creation Tool (XACT) サウンドは 1 つ以上のトラックで構成され、そのトラックはイベントの集合によって定義されます。イベントには、Wave ファイルを再生する "Wave 再生" イベントか、またはマーカーやレベルの設定などの Wave の再生を制御するイベントのタイプがあります。

XACT オーディオ デザイナーは、以下のイベントを使用できます。

アイコン イベントのタイプ
Bb172301.audio_tools_xact_icon_event_play(ja-jp,VS.85).jpg ウェーブ再生
Bb172301.audio_tools_xact_icon_event_stop(ja-jp,VS.85).jpg 停止
Bb172301.audio_tools_xact_icon_event(ja-jp,VS.85).jpg マーカー
Bb172301.audio_tools_xact_icon_event(ja-jp,VS.85).jpg ボリュームの設定
Bb172301.audio_tools_xact_icon_event(ja-jp,VS.85).jpg ピッチの設定

Play Wave Event

Bb172301.audio_tools_xact_icon_event_play(ja-jp,VS.85).jpgWave 再生イベントは、Wave の再生を開始します。さらに、オーディオ デザイナーは Wave を繰り返して再生するように指定したり、順番にまたはランダムに循環して再生できる Wave のリストを指定したりすることもできます。

ウェーブ再生イベントの動作は、このイベントのプロパティによって決まります。

Stop Event

Bb172301.audio_tools_xact_icon_event_stop(ja-jp,VS.85).jpg停止 イベントを使用して、オーディオ デザイナーは Wave の再生を終了する時間を指定できます。たとえば、オーディオ デザイナーは、Wave をメモリー内でループさせたり、サウンドを 3 秒間再生してから、停止させることもできます。停止イベントを使用することで、タイトル プログラマーでなく、オーディオ デザイナーがこの動作を制御できます。

停止イベントの動作は、このイベントのプロパティによって決まります。

マーカー イベント

Bb172301.audio_tools_xact_icon_event(ja-jp,VS.85).jpgマーカー イベントは、トラックが指定されたポイントまで進んだときに、XACT エンジンでタイトル プログラムへのマーカー通知を生成する必要があることを指定します。プログラマはこの通知を使用して、必要な処理を実行するタイミングを知ることができます。マーカーは、インタラクティブ キューがバリエーションからバリエーションにどのようにトランジションするかを決定するときに、重要な役割を果たすことに注意する必要があります。

マーカー イベントは、1 回だけ通知するように設定することも、一定の間隔で繰り返すように設定することもできます。

マーカー イベントの動作は、このイベントのプロパティによって決まります。

Set Volume Event

Bb172301.audio_tools_xact_icon_event(ja-jp,VS.85).jpgボリュームの設定イベントを使用して、Wave の再生ボリュームを設定し、オプションとして、フェードさせることができます。

ボリュームの設定イベントの動作は、このイベントのプロパティによって決まります。

Set Pitch Event

Bb172301.audio_tools_xact_icon_event(ja-jp,VS.85).jpgピッチの設定イベントを使用して、Wave の再生ピッチを設定し、オプションとして、フェードさせることができます。

ピッチの設定イベントの動作は、このイベントのプロパティによって決まります。

関連項目

XACT, XACT の概要, XACT3 のリファレンス