XACT のイベント
Microsoft Cross-Platform Audio Creation Tool (XACT) サウンドは 1 つ以上のトラックで構成され、そのトラックはイベントの集合によって定義されます。イベントには、Wave ファイルを再生する "Wave 再生" イベントか、またはマーカーやレベルの設定などの Wave の再生を制御するイベントのタイプがあります。
XACT オーディオ デザイナーは、以下のイベントを使用できます。
アイコン | イベントのタイプ |
---|---|
ウェーブ再生 | |
停止 | |
マーカー | |
ボリュームの設定 | |
ピッチの設定 |
Play Wave Event
Wave 再生イベントは、Wave の再生を開始します。さらに、オーディオ デザイナーは Wave を繰り返して再生するように指定したり、順番にまたはランダムに循環して再生できる Wave のリストを指定したりすることもできます。
ウェーブ再生イベントの動作は、このイベントのプロパティによって決まります。
Stop Event
停止 イベントを使用して、オーディオ デザイナーは Wave の再生を終了する時間を指定できます。たとえば、オーディオ デザイナーは、Wave をメモリー内でループさせたり、サウンドを 3 秒間再生してから、停止させることもできます。停止イベントを使用することで、タイトル プログラマーでなく、オーディオ デザイナーがこの動作を制御できます。
停止イベントの動作は、このイベントのプロパティによって決まります。
マーカー イベント
マーカー イベントは、トラックが指定されたポイントまで進んだときに、XACT エンジンでタイトル プログラムへのマーカー通知を生成する必要があることを指定します。プログラマはこの通知を使用して、必要な処理を実行するタイミングを知ることができます。マーカーは、インタラクティブ キューがバリエーションからバリエーションにどのようにトランジションするかを決定するときに、重要な役割を果たすことに注意する必要があります。
マーカー イベントは、1 回だけ通知するように設定することも、一定の間隔で繰り返すように設定することもできます。
マーカー イベントの動作は、このイベントのプロパティによって決まります。
Set Volume Event
ボリュームの設定イベントを使用して、Wave の再生ボリュームを設定し、オプションとして、フェードさせることができます。
ボリュームの設定イベントの動作は、このイベントのプロパティによって決まります。
Set Pitch Event
ピッチの設定イベントを使用して、Wave の再生ピッチを設定し、オプションとして、フェードさせることができます。
ピッチの設定イベントの動作は、このイベントのプロパティによって決まります。