LPDXUTCALLBACKFRAMEMOVE

シーンの更新を可能にする、アプリケーション定義のコールバック関数です。この関数は、アプリケーションでシーンがレンダリングされる前に、フレームごとに 1 回 DXUT から呼び出されます。

VOID 
LPDXUTCALLBACKFRAMEMOVE(
  DOUBLE fTime,
  FLOAT fElapsedTime,
  void* pUserContext
);

パラメータ

  • fTime
    アプリケーションが起動してからの経過時間 (秒) です。
  • fElapsedTime
    最終フレーム以降の経過時間 (秒) です。
  • pUserContext
    コールバック関数に渡されるユーザー定義値へのポインターです。通常は、アプリケーションでコールバック関数にコンテキスト情報を提供するデータ構造へのポインターを渡すために使用されます。デフォルト値は NULL です。

戻り値

値を返しません。

解説 

LPDXUTCALLBACKFRAMEMOVE コールバック関数は、アプリケーションでシーンの更新を処理するのに適しています。ただし、LPDXUTCALLBACKFRAMEMOVE には、実際のレンダリング呼び出しは含まれません。そのため、LPDXUTCALLBACKD3D9FRAMERENDER または LPDXUTCALLBACKD3D10FRAMERENDER コールバック関数にレンダリング呼び出しを含める必要があります。これらのコールバックは、それぞれ Direct3D 9 または Direct3D 10 のいずれかを使用してレンダリングしているときに呼び出されます。

LPDXUTCALLBACKFRAMEMOVE コールバック関数はフレームごとに 1 回呼び出されます。一方、レンダリング コールバック関数はシーンをレンダリングする必要が生じるたびに呼び出されます。したがって、WM_PAINT メッセージが発生した場合は、まれにレンダリング コールバック関数がフレームごとに複数回呼び出される場合もあります。

要件

ヘッダー: DXUT.h 宣言

関連項目

DXUTSetCallbackFrameMove