RPC エディターでのカーソルの調整

RPC グラフの一部として表示される垂直の点線は、カーソルと呼ばれます。カーソルの色はそれに関連付けられたカーブの色と同じであり (多色になる場合があります)、その位置は変数の現在の値を表します。選択しているカーブに関連付けられたカーソルは強調表示されます。この値は、変数の MinimumValue から MaximumValue の間になります。

図形 1.  Distance 変数が選択されたカーブ

Bb509534.audio_tools_xact_rpc_distance_curve(ja-jp,VS.85).jpg

上の例で、青いカーブは、Distance 0.00 での 0.00 dB から Distance 5280.00 での −96.00 dB までの範囲の減衰を表しています。Distance の現在の値 (カーソルの位置) は 723.29 です。カーソルの位置の減衰量がパラメーター名の右の [値](Value) ボックスに表示されます。この例では、この Distance での値は −40.90 です。これは、この RPC がアタッチされているサウンドを再生した場合に実際にどのように聞こえるかを表しています。

カーソルの位置を設定するには、それに関連付けられた変数の現在の値を設定するだけです。この操作は、試聴時に、特定の変数値を指定して、サウンドが期待通りに再生されるかどうかを確認して行うことができます。短いサウンドの場合は、テスト目的で再生時にサウンドをループすると便利です。グラフィカル エディターでカーソルをドラッグしてその位置を変更することもできます。

図形 2.  EngineRPM 変数が選択されたカーブ

Bb509534.audio_tools_xact_rpc_rpm_curve(ja-jp,VS.85).jpg

この次の例では、紫色のカーブが 0.00 RPM でのおよそ −2.00 半音から、15000.00 RPM での +12.00 半音までの範囲のピッチを表しています。EngineRPM の値は 13500 RPM で、ピッチ シフトは +6.20 半音になります。

関連項目

XACT ランタイム パラメーター制御, XACT, XACT の概要, XACT3 のリファレンス