DirectPlay Voice

DirectPlay Voice

Microsoft® DirectPlay® Voice は、メディアに依存しないネットワーク転送とプレーヤ管理を行うために、DirectPlay セッションを使う。DirectPlay Voice アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) のセッション制御機能は、DirectPlay とは異なっている。DirectPlay Voice が音声通信を送受信するためには、DirectPlay ネットワーク転送セッションも事前に作成されている必要がある。DirectPlay Voice は、IDirectPlay4 オブジェクトと IDirectPlay8 オブジェクトのいずれかをネットワーク転送に使える。

DirectPlay Voice をマルチプレーヤ ゲームと共に使っている場合には、ゲーム固有のデータをやり取りするために、ゲームでも転送セッションを使う可能性が高い。こうすると、ゲーム データと音声データの間でネットワーク リソースの使用を最適化することができる。

また、スタンドアロンの音声会議アプリケーションなどでは、ボイス セッション専用の転送セッションを作成して使ってもよい。

DirectPlay Voice は、ネットワーク セッションおよびネットワーク転送を行う DirectPlay と統合された、フル音声通信 API である。

DirectPlay Voice は、音声の録音/再生を行うために、DirectPlay Sound とも統合されている。音声データを別々の再生バッファに振り分ける能力や、オーディオ特殊効果 (3D サウンド ポシショニングなど) の使用を含め、DirectPlay Sound が持つすべてのオーディオ機能が継承されている。

  DirectPlay セッションと DirectPlay Voice セッションは異なるエンティティである。各インターフェイスのメッセージの順序には保証があるが、インターフェイス間のメッセージの順序については保証がない。

概要