DVD_PREFERRED_DISPLAY_MODE 列挙

  • [アーティクル]

ユーザーが優先的に使うウィンドウのアスペクト比と変換方法を示す。

構文

typedef enum tagDVD_PREFERRED_DISPLAY_MODE {
    DISPLAY_CONTENT_DEFAULT = 0,
    DISPLAY_16x9 = 1,
    DISPLAY_4x3_PANSCAN_PREFERRED = 2, 
    DISPLAY_4x3_LETTERBOX_PREFERRED = 3
} DVD_PREFERRED_DISPLAY_MODE;

エレメント

DISPLAY_CONTENT_DEFAULT

既定のウィンドウ サイズとコンテンツ タイプを使う。

DISPLAY_16x9

16 × 9 ウィンドウを使う。

DISPLAY_4x3_PANSCAN_PREFERRED

4 × 3 ウィンドウを使い、可能であればパン-スキャンに変換する。

DISPLAY_4x3_LETTERBOX_PREFERRED

4 × 3 ウィンドウを使い、可能であればレターボックスに変換する。

注意

DVD_PREFERRED_DISPLAY_MODE は、ユーザーが優先的に使うウィンドウのアスペクト比と、16 × 9 のコンテンツを 4 × 3 のウィンドウ アスペクト比に変換する方法を示す。変換方法は、パン-スキャンおよびレターボックスの 2 つである。トリミングまたは伸縮を行わずに表示ウィンドウ内でビデオを可能な限り大きなサイズで表示する方法は、レターボックス フォーマットでの表示と呼ばれる。パン-スキャンは、ビデオの制作者が定義したパラメータを使って、16 × 9 のビデオ画面をトリミングして 4 × 3 のウィンドウに表示する。

一部のコンテンツはこれらのいずれかの方法でしか表示できないという状況があることから、この列挙型は優先的な変換方法を示す。4 × 3 のコンテンツは、サイドボックス化によって必ず 16 × 9 ウィンドウに変換される。このとき、レターボックス化を使った 16 × 9 から 4 × 3 への変換で画面の上下に追加される黒色のバーが、この変換では画面の左右に追加される。

以下の表に、実際のコンテンツ タイプ (1 列目) とユーザーの好みの表示設定 (2 列目以降) との間で使われる変換方法を示す。

実際のコンテンツ タイプ 16 × 9 4 × 3 パン-スキャン 4 × 3 レターボックス
4 × 3 サイドボックス化 なし なし
16 × 9 レターボックスのみ なし レターボックス レターボックス
16 × 9 パン-スキャンのみ なし パン-スキャン パン-スキャン
16 × 9 パン-スキャンまたはレターボックス なし パン-スキャン レターボックス

元のウィンドウ サイズは、常にユーザーの好みのサイズが使われる。

参照