IAMTimelineGroup インターフェイス
IAMTimelineGroup インターフェイスは、DirectShow 編集サービス (DES) でグループのプロパティを設定および取得する。
グループは 1 つまたは複数のトラックと、場合により 1 つまたは複数のコンポジションを持ち、同一タイプ (ビデオやオーディオなど) のソース クリップを持つ。グループは、タイムラインの最上位のコンポジションであり、また IAMTimelineComp インターフェイスを公開する。タイムラインは、複数のグループを持つことができる。
各グループには以下の属性がある。
- 関連付けられたメディア タイプ。
- グループがレンダリングされるフレーム レート (毎秒のフレーム数、FPS)。すべての編集が始まる時間は、グループの FPS 設定によって定義される最も近いフレーム境界に丸められる。
- 優先順位レベル。同じメディア タイプの複数のストリームを持つファイル (たとえば、2 つのビデオ ストリームを持つ AVI ファイル) を書き込むときに使われる。
グループ オブジェクトを作成するには、TIMELINE_MAJOR_TYPE_GROUP の値を指定して IAMTimeline::CreateEmptyNode を呼び出す。返される IAMTimelineObj ポインタで IAMTimelineGroup インターフェイスについて問い合わせる。
IUnknown から継承したメソッドに加えて、IAMTimelineGroup インターフェイスは次のメソッドを公開する。
| メソッド | 説明 |
| ClearRecompressFormatDirty | サポートされていない。 |
| GetGroupName | アプリケーションが定義するグループの名前を取得する。 |
| GetMediaType | グループの非圧縮メディア タイプを取得する。 |
| GetOutputBuffering | プレビュー時に先行してレンダリングされるフレーム数を取得する。 |
| GetOutputFPS | このグループの出力フレーム レートを取得する。 |
| GetPreviewMode | グループのプレビュー モードを取得する。 |
| GetPriority | グループの優先順位を取得する。 |
| GetSmartRecompressFormat | スマート再圧縮の現在の圧縮フォーマットを取得する。 |
| GetTimeline | このグループが所属するタイムラインを取得する。 |
| IsRecompressFormatDirty | サポートされていない。 |
| IsSmartRecompressFormatSet | グループにスマート圧縮フォーマットが設定されているかどうかを調べる。 |
| SetGroupName | アプリケーションが定義するグループの名前を設定する。 |
| SetMediaType | グループの非圧縮メディア タイプを設定する。 |
| SetMediaTypeForVB | Automation クライアント用のグループ メディア タイプを指定する。 |
| SetOutputBuffering | プレビュー時に先行してレンダリングされるフレーム数を指定する。 |
| SetOutputFPS | このグループの非圧縮出力フレーム レートを設定する。 |
| SetPreviewMode | グループのプレビュー モードを設定する。 |
| SetSmartRecompressFormat | スマート再圧縮で使われる圧縮フォーマットを指定する。 |
| SetRecompFormatFromSource | ソース ファイルの圧縮フォーマットを使ってビデオ再圧縮フォーマットを設定する。 |
| SetTimeline | サポートされていない。 |
要件
ヘッダー : Qedit.h をインクルードする。このヘッダー ファイルは、バージョン 7 以降の Microsoft® Direct3D® のヘッダーとは互換性がない。
ライブラリ : strmiids.lib を使用。