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IMediaPropertyBag インターフェイス

IMediaPropertyBag インターフェイスは、メディア プロパティ バッグで公開される。メディア プロパティ バッグとは、標準的な COM のプロパティ バッグを特殊化したものであり、AVI (Audio-Video Interleaved) ファイルの INFO チャンクおよび DISP チャンクの設定および取得を目的としている。

INFO チャンクには、作者、著作権情報など、ファイルに関する包括的な情報が格納されている。DISP チャンクには、データがクリップボード フォーマットで格納されている。詳細については、RIFF (Resource Interchange File Format) の仕様を参照すること。

メディア プロパティ バッグのチャンクは、次のように名前/値ペアで格納される。

  • INFO チャンク : 名前は INFO/XXXX フォーマットの文字列。ここで XXXX は包括的な情報の種類を定義する 4 文字のコードであり、たとえば ICOP は著作権情報、IART は作者名を意味する。値は任意の文字列。
  • DISP チャンク : 名前は DISP/0000000000 フォーマットの文字列。ここで 0000000000 は標準的なクリップボード フォーマットと同等の 10 桁の十進数であり、たとえば 0000000008 は CF_DIB を意味する。値は表示データが格納されたバイト配列。

このインターフェイスは IPropertyBag インターフェイスを継承する。このインターフェイスを IPersistMediaPropertyBag インターフェイスと共に使って、AVI ファイルから INFO チャンクおよび DISP チャンクを取得する。

IMediaPropertyBag インターフェイスは、IPropertyBag から継承するメソッド以外に以下のメソッドも公開する。

メソッド 説明
EnumProperty プロパティと値のペアを取得する。