IMediaSeeking::GetAvailable

GetAvailable メソッドは、シークが有効なタイムの範囲を取得する。

構文

  HRESULT GetAvailable(
  LONGLONG *pEarliest,
  LONGLONG *pLatest
);

パラメータ

pEarliest

[out] シークが有効な、最も早いタイムを受け取る変数へのポインタ。

pLatest

[out] シークが有効な、最も遅いタイムを受け取る変数へのポインタ。

戻り値

HRESULT 値を返す。可能な値は次のとおりである。

説明
S_OK 成功。
E_NOTIMPL メソッドはサポートされていない。
E_POINTER NULL ポインタ引数。

注意

このメソッドは、主にネットワークを越えて送られてくるような、遅延時間の大きなメディア ストリームでのシークを対象としている。戻り値は、容易にシーク可能な、既に到着済みのキャッシュ データを表す。返された引数を超えた値をシークすると、アプリケーションがデータの到着を待つ間、遅延が発生することが想定されている。

タイム値はすべて現在のタイム フォーマットで表される。デフォルトのタイム フォーマットは、REFERENCE_TIME 単位 (100 ナノ秒) である。タイム フォーマットを変更するには、IMediaSeeking::SetTimeFormat メソッドを使う。

参照