IMediaSeeking::SetTimeFormat
SetTimeFormat メソッドは、以降のシーク操作のタイム フォーマットを設定する。
構文
HRESULT SetTimeFormat(
const GUID *pFormat
);
パラメータ
pFormat
[in] タイム フォーマットを指定する GUID へのポインタ。「タイム フォーマット GUID」を参照すること。
戻り値
HRESULT 値を返す。可能な値は次のとおりである。
値 | 説明 |
S_OK | 成功。 |
E_INVALIDARG | 無効な引数。 |
E_NOTIMPL | メソッドはサポートされていない。 |
E_POINTER | NULL ポインタ引数。 |
VFW_E_WRONG_STATE | フィルタ グラフが停止していない。 |
注意
このメソッドは、IMediaSeeking::GetPositions や IMediaSeeking::SetPositions など、他の IMediaSeeking メソッドを使ってタイムの単位を指定する。このような他のメソッドを呼び出すと、タイム値を表す引数は必ず現在のタイム フォーマットで表される。
デフォルトのタイム フォーマットは、REFERENCE_TIME 単位 (100 ナノ秒) である。他のタイム フォーマットには、フレーム、サンプル、バイトが含まれる。指定したフォーマットがサポートされているかどうかを判断するには、IMediaSeeking::IsFormatSupported メソッドを呼び出すこと。フォーマットがサポートされている場合、そのフォーマットに切り替えるには SetTimeFormat を呼び出す。アクティブなタイム フォーマットは常に 1 つだけである。
参照