IPin::ReceiveConnection

[アーティクル]
04/22/2010

ReceiveConnection メソッドは、他のピンからの接続を許可する。

アプリケーションからこのメソッドを呼び出さないこと。このメソッドは、他のフィルタがピン接続処理中に呼び出す。

構文

  HRESULT ReceiveConnection(
  IPin *pConnector,
  const AM_MEDIA_TYPE *pmt
);

パラメータ

pConnector

[in] 接続しているピンの IPin インターフェイスへのポインタ。

pmt

[in] 接続のメディアタイプを指定する AM_MEDIA_TYPE 構造体へのポインタ。

戻り値

HRESULT 値を返す。可能な値は次のとおりである。

値	説明
S_OK	成功。
E_POINTER	NULL ポインタ引数。
VFW_E_ALREADY_CONNECTED	ピンは既に接続されている。
VFW_E_NOT_STOPPED	フィルタがアクティブな間は接続できない。
VFW_E_TYPE_NOT_ACCEPTED	指定したメディアタイプは受け入れられない。

注意

出力ピンが接続すると、その出力ピンは入力ピンに対してこのメソッドを呼び出す。入力ピンは、指定されたメディアタイプが受け入れ可能かどうかを検証する必要がある。所有するフィルタに固有のその他の接続要件もチェックする必要がある場合がある。接続に適していれば、入力ピンは S_OK を返し、次の処理も実行する必要がある。

IPin::ConnectionMediaType メソッド内でメディアタイプを格納し、同じタイプを返す。
IPin::ConnectedTo メソッド内で出力ピンの IPin インターフェイス (pConnector) を格納し、このポインタを返す。

接続に適していなければ、ピンはエラーコードを返す必要がある。

CBasePin クラスは、メディアタイプおよび IPin ポインタの格納を含むこのメソッドの基本的なフレームワークを実装する。

参照

IPin::ReceiveConnection

その他のリソース