VMRDeinterlaceTech 列挙

このトピックは Windows XP Service Pack 1 にのみ適用。

VMRDeinterlaceTech 列挙型は、ビデオ ストリームの非インターレース化に使うアルゴリズムを記述する。フラグは相互排他的ではない。ドライバは、フラグの組み合わせを設定できる。

構文

typedef enum {
    DeinterlaceTech_Unknown             = 0x0000,
    DeinterlaceTech_BOBLineReplicate    = 0x0001,
    DeinterlaceTech_BOBVerticalStretch  = 0x0002,
    DeinterlaceTech_MedianFiltering     = 0x0004,
    DeinterlaceTech_EdgeFiltering       = 0x0010,
    DeinterlaceTech_FieldAdaptive       = 0x0020,
    DeinterlaceTech_PixelAdaptive       = 0x0040,
    DeinterlaceTech_MotionVectorSteered = 0x0080
} VMRDeinterlacePrefs;

要素

DeinterlaceTech_Unknown

アルゴリズムが不明、または独自仕様である。

DeinterlaceTech_BOBLineReplicate

このアルゴリズムは、上の線または下の線を反復することによって不足している線を作成する。この方法ではギザギザが生じるため、推奨されない。

DeinterlaceTech_BOBVerticalStretch

このアルゴリズムは、各ビデオ フィールドを縦に 2 倍に拡張することで不足している線を作成する。2 本の線を平均化するか、または 4 本の線に (-1, 9, 9, -1)/16 フィルタを使うなど。作成されるイメージが上下に "ボブ" しないよう、縦に多少の調整が行われる。

DeinterlaceTech_MedianFiltering

このアルゴリズムは、中央値フィルタリングを使って、不足している線のピクセルを再作成する。

DeinterlaceTech_EdgeFiltering

このアルゴリズムは、エッジ フィルタを使って、不足している線を作成する。このプロセスでは、ピクチャ コンテンツのエッジの方向を決定するために、空間指向性フィルタが適用される。不足しているピクセルは、検出されたエッジを横切るのではなく、エッジに沿ってフィルタリングすることによって作成される。

DeinterlaceTech_FieldAdaptive

このアルゴリズムは、空間または一時補間を使う。動きの量に応じて、フィールドごとに両者の間で切り替える。

DeinterlaceTech_PixelAdaptive

このアルゴリズムは、空間または一時補間を使う。動きの量に応じて、ピクセルごとに両者の間で切り替える。

DeinterlaceTech_MotionVectorSteered

このアルゴリズムは、ビデオ フィールドのシーケンス内でオブジェクトを識別する。不足しているピクセルを再作成する前に、シーン内の個々のオブジェクトの動きの軸を、時間の軸と平行になるように揃える。

要件

Microsoft® Windows® XP Service Pack 1 が必要である。

参照