_AM_AUDIO_RENDERER_STAT_PARAM 列挙

_AM_AUDIO_RENDERER_STAT_PARAM 列挙は、オーディオ レンダラから取得するパフォーマンス情報を指定する。

構文

enum _AM_AUDIO_RENDERER_STAT_PARAM {
    AM_AUDREND_STAT_PARAM_BREAK_COUNT = 1,
    AM_AUDREND_STAT_PARAM_SLAVE_MODE,
    AM_AUDREND_STAT_PARAM_SILENCE_DUR,
    AM_AUDREND_STAT_PARAM_LAST_BUFFER_DUR,
    AM_AUDREND_STAT_PARAM_DISCONTINUITIES,
    AM_AUDREND_STAT_PARAM_SLAVE_RATE,
    AM_AUDREND_STAT_PARAM_SLAVE_DROPWRITE_DUR,
    AM_AUDREND_STAT_PARAM_SLAVE_HIGHLOWERROR,
    AM_AUDREND_STAT_PARAM_SLAVE_LASTHIGHLOWERROR, 
    AM_AUDREND_STAT_PARAM_SLAVE_ACCUMERROR, 
    AM_AUDREND_STAT_PARAM_BUFFERFULLNESS,
    AM_AUDREND_STAT_PARAM_JITTER
};

エレメント

この列挙型は、IAMAudioRendererStats::GetStatParam メソッドで使われる。各列挙メンバは、GetStatParampdwParam1 および pdwParam2 パラメータに返される値の意味を定義する。

以下の表で、各列挙メンバについて説明する。

列挙値 AM_AUDREND_STAT_PARAM_BREAK_COUNT
Param1 オーディオ ストリームのブレークの累積数。
Param2 未使用。
列挙値 AM_AUDREND_STAT_PARAM_BUFFERFULLNESS
Param1 オーディオ バッファ内にあるオーディオ データの量をパーセンテージで示す。
Param2 未使用。
列挙値 AM_AUDREND_STAT_PARAM_DISCONTINUITIES
Param1 オーディオ ストリームの切れ目の累積数。
Param2 未使用。
列挙値 AM_AUDREND_STAT_PARAM_JITTER
注意 実装されていない。
列挙値 AM_AUDREND_STAT_PARAM_LAST_BUFFER_DUR
Param1 最新のオーディオ バッファの時間幅をミリ秒で示す。
Param2 未使用。
列挙値 AM_AUDREND_STAT_PARAM_SILENCE_DUR
Param1 入力サンプルのタイム スタンプのギャップのために、オーディオ レンダラが挿入した無音の累積数。値はミリ秒で示される。
Param2 未使用。
列挙値 AM_AUDREND_STAT_PARAM_SLAVE_ACCUMERROR
Param1 サンプルのドロップやギャップの挿入による調整を含む、オーディオ レンダラとマスタ クロックの累積差異。
Param2 未使用。
注意 オーディオ レンダラが他のクロックまたはライブ ソースにレートをマッチングしている場合にのみ有効。
列挙値 AM_AUDREND_STAT_PARAM_SLAVE_DROPWRITE_DUR
Param1 同期を維持するためにドロップするデータの量 (ミリ秒)。
Param2 同期を維持するために追加する無音の量 (ミリ秒)。(現時点では未実装。)
注意 オーディオ レンダラ (WaveOut) フィルタがマスター クロックにレートをマッチングしている場合にのみ有効。
列挙値 AM_AUDREND_STAT_PARAM_SLAVE_HIGHLOWERROR
Param1 オーディオ レンダラのクロックと、マッチングしようとしているクロックの間の最大の相違。
Param2 オーディオ レンダラのクロックと、マッチングしようとしているクロックの間の最小の相違。
注意 オーディオ レンダラが、マスター クロックにレートをマッチングしている場合にのみ有効。
列挙値 AM_AUDREND_STAT_PARAM_SLAVE_LASTHIGHLOWERROR
Param1 最後のハイ エラー (ミリ秒)。ハイ エラーは、オーディオ レンダラがクロックより遅れたときに発生する。
Param2 最後のロー エラー (ミリ秒)。ロー エラーは、オーディオ レンダラがクロックより進みすぎたときに発生する。
注意 オーディオ レンダラが、マスター クロックにレートをマッチングしている場合にのみ有効。
列挙値 AM_AUDREND_STAT_PARAM_SLAVE_MODE
Param1 現在のレート マッチング モードを示す。値は、以下のビット単位の論理和。

0x00: レート マッチングなし。

0x01: ライブ ソースへのレート マッチング。

0x02: 入力オーディオ データのレートに基づくレート マッチング。

0x04: フィルタ グラフの基準クロックとのレート マッチング (オーディオ レンダラがクロックを提供しない場合)。

0x10: オーディオ サンプルのタイム スタンプに基づくレート マッチング。

Param2 未使用。
列挙値 AM_AUDREND_STAT_PARAM_SLAVE_RATE
Param1 オーディオ レンダラがマッチングするサンプル レート (毎秒のサンプル数)。
Param2 未使用。
注意 DirectSound レンダラが他のクロックまたはライブ ソースにレートをマッチングしている場合にのみ有効。

参照