XACT3 の新機能

XACT3 には次の新機能が含まれています。

  • XAudio2 の内部使用

    XACT3 では内部的に XAudio2 を使用し、XAudio に対する XAudio2 のパフォーマンスの利点を活用しています。XACT3 API を使用するために必要な既存コードの変更方法の詳細については、「XACT3 への移行ガイド」を参照してください。

  • トラックごとにフィルタリングを有効化する機能

    XACT3 では、トラックごとのフィルターが公開されるようになったため、サウンド デザイナーがフィルターの種類とパラメーター (フィルターの幅、およびカットオフや中心の周波数) を設定できるようになりました。このフィルターは、トラックで直接設定することも、RPC にアタッチさせることもできます。サウンド デザイナーは、特定のフィルター パラメーターを設定することも、範囲を指定することもできます。範囲を指定すると、トラックの再生時のたびに、パラメーターに対してこの範囲内のランダムな値が選択されます。

  • xWMA 圧縮フォーマットのサポート

    XACT3 では、Xbox 360 と Windows の両方のソフトウェア上で xWMA をデコードできるようになりました。xWMA では、軽量ラッパーに WMA ビットストリーム フォーマットを使用しており、同等品質の XMA と比較して、1.5 ~ 2 倍の圧縮が可能となりました。xWMA は、少ない CPU ヒット率でよりたくさんの圧縮を実現できるので、ダイアログや音楽などのコンテンツに有用です。XMA と同様の品質設定を使用すると、ユーザーが圧縮率を変更してサウンド パフォーマンスを調整できます。

関連項目

XACT, XACT の概要, XACT3 のリファレンス