mul (DirectX HLSL)

x と y の行列乗算を実行します。内側の次元の x 列 と y 行は等しくなければなりません。

ret mul(x, y)

パラメーター

• x
  [in] x 入力値。x がベクトルの場合は、行ベクトルとして扱われます。

• y
  [in] y 入力値。y がベクトルの場合は、列ベクトルとして扱われます。

戻り値

x に y を乗じた結果。結果の次元は、x 行 x y 列となります。

型の説明

この関数には、入力引数のそれぞれ異なる型およびサイズを受け取る 9 つのオーバーロード バージョンがあります。

バージョン	名前	目的	テンプレートの型	成分の型	サイズ
1
	x	入力	スカラー	float、int	1
	y	入力	スカラー	入力 x と同じ	1
	ret	出力	スカラー	入力 x と同じ	1
2
	x	入力	スカラー	float、int	1
	y	入力	vector	float、int	任意
	ret	出力	vector	float、int	入力 y と同じ次元
3
	x	入力	スカラー	float、int	1
	y	入力	matrix	float、int	任意
	ret	出力	matrix	入力 y と同じ	入力 y と同じ次元
4
	x	入力	vector	float、int	任意
	y	入力	スカラー	float、int	1
	ret	出力	vector	float、int	入力 x と同じ次元
5
	x	入力	vector	float、int	任意
	y	入力	vector	float、int	入力 x と同じ次元
	ret	出力	スカラー	float、int	1
6
	x	入力	vector	float、int	任意
	y	入力	matrix	float、int	行 = 入力 x と同じ次元。列 = 任意
	ret	出力	vector	float、int	入力 y 列と同じ次元
7
	x	入力	matrix	float、int	任意
	y	入力	スカラー	float、int	1
	ret	出力	matrix	float、int	入力 x と同じ次元
8
	x	入力	matrix	float、int	任意
	y	入力	vector	float、int	入力 x の列数
	ret	出力	vector	float、int	入力 x の行数
9
	x	入力	matrix	float、int	任意
	y	入力	matrix	float、int	行 = 入力 x の列数
	ret	出力	matrix	float、int	行 = 入力 x の行数。列 = 入力 y の列数

最低限必要なシェーダー モデル

この関数は、次のシェーダー モデルでサポートされています。

シェーダー モデル	サポート
シェーダー モデル 1 (DirectX HLSL) 以降のシェーダー モデル	○

関連項目

組み込み関数 (DirectX HLSL)