IXAudio2::Initialize メソッド

XAudio2 パラメーターを設定し、XAudio2 を使用できるように準備します。

構文

HRESULT Initialize(         UINT32 Flags = 0,         XAUDIO2_PROCESSOR XAudio2Processor = XAUDIO2_DEFAULT_PROCESSOR)

パラメーター

  • Flags
    [in] XAudio2 オブジェクトの動作を指定するフラグです。この値は 0 でなければなりません。

  • XAudio2Processor
    [in] 使用する CPU を指定する列挙値。値の意味は、プラットフォームごとに異なります。

    Ee418618.note(ja-jp,VS.85).gif Windows

    詳細については、XAUDIO2_WINDOWS_PROCESSOR_SPECIFIER 列挙子を参照してください。

    ビット演算 OR でいくつかの値を組み合わせることにより、選択肢に含まれるプロセッサのグループを指定できます。

    Ee418618.note(ja-jp,VS.85).gif
    一般的には、プロセッサの指定は避ける必要があります。スケジューラがプロセッサ間で効率的にスレッドをスケジュールできなくなる可能性があるからです。その代わりに、XAUDIO2_DEFAULT_PROCESSOR 値を渡します。
    Ee418618.note(ja-jp,VS.85).gifXbox 360

    詳細については、XAUDIO2_XBOX_HWTHREAD_SPECIFIER 列挙子を参照してください。

    XAUDIO2_DEFAULT_PROCESSOR を指定すると、XAudio2 は各プラットフォームで既定のプロセッサを使用できるようになります。

戻り値

正常に実行された場合は S_OK を返し、失敗した場合はエラー コードを返します。

解説 

Initialize は、XAudio2 オブジェクトの一部の設定を構成します。Initialize が成功した場合、これらの設定は、オブジェクトの有効期間の間固定されます。構成後にこの関数を呼び出すと無効になり、XAUDIO2_E_ALREADY_INITIALIZED が返されます。

XAudio2 オブジェクトが XAudio2Create 関数を使用して作成された場合は、Initialize を呼び出さないでください。

このメソッドは 1 回だけ呼び出すことができます。このメソッドは、その他のメソッドよりも前に呼び出す必要があります。ただし、IXAudio2::GetDeviceCount または IXAudio2::GetDeviceDetails は例外です。

要件

ヘッダー: xaudio2.h で宣言されています。

関連項目

IXAudio2