XAUDIO2_PERFORMANCE_DATA 構造体

パフォーマンス情報を格納します。

構文

typedef struct XAUDIO2_PERFORMANCE_DATA {    UINT64 AudioCyclesSinceLastQuery;    UINT64 TotalCyclesSinceLastQuery;    UINT32 MinimumCyclesPerQuantum;    UINT32 MaximumCyclesPerQuantum;    UINT32 MemoryUsageInBytes;    UINT32 CurrentLatencyInSamples;    UINT32 GlitchesSinceEngineStarted;    UINT32 ActiveSourceVoiceCount;    UINT32 TotalSourceVoiceCount;    UINT32 ActiveSubmixVoiceCount;    UINT32 ActiveResamplerCount;    UINT32 ActiveMatrixMixCount;    UINT32 ActiveXmaSourceVoices;    UINT32 ActiveXmaStreams;} XAUDIO2_PERFORMANCE_DATA;

メンバー

• AudioCyclesSinceLastQuery
  前回 IXAudio2::StartEngine または IXAudio2::GetPerformanceData 関数が呼び出されてからのオーディオ処理にかかった CPU サイクルです。

• TotalCyclesSinceLastQuery
  前回呼び出されてから経過した合計 CPU サイクルです。

  注意

  これは、XAudio2 が実行されている CPU のサイクルのみをカウントします。

• MinimumCyclesPerQuantum
  前回呼び出されてから、いずれか 1 つのオーディオ クォンタムの処理にかかった最小 CPU サイクルです。

• MaximumCyclesPerQuantum
  前回呼び出されてから、いずれか 1 つのオーディオ クォンタムの処理にかかった最大 CPU サイクルです。

• MemoryUsageInBytes
  現在使用中のメモリー容量の合計です。

• CurrentLatencyInSamples
  サンプルがソース バッファーから読み取られた時点から、スピーカーに到達した時点までに発生した、最小限の遅延です。

  Windows
  レポートされる遅延の変数値は、XAudio2 によってドライバーに最後に送信されたサンプルから現在再生されているサンプルまでの大まかな間隔と等しくなります。遅延に影響を与える要因には、ハードウェア アクセラレーション デバイスでのマルチチャンネル オーディオの再生や、オーディオ デバイスの種類 (WavePci、WaveCyclic、WaveRT など) があり、オーディオ ハードウェアの実装にも多少影響します。

  Xbox 360
  レポートされる遅延は、21.333 ms (48 kHz で 1024 サンプル) という固定値です。

• GlitchesSinceEngineStarted
  エンジンが開始してからの合計オーディオ音抜けです。

• ActiveSourceVoiceCount
  現在再生中のソース ボイスの数です。

• TotalSourceVoiceCount
  現在存在するソース ボイスの合計数です。

• ActiveSubmixVoiceCount
  現在再生中のサブミックス ボイスの数です。

• ActiveResamplerCount
  現在アクティブな再サンプラー xAPO の数です。

• ActiveMatrixMixCount
  現在アクティブなマトリックス ミックス xAPO の数です。

• ActiveXmaSourceVoices

  Windows
  サポートされません。

  Xbox 360
  XMA データをデコードするソース ボイスの数です。

• ActiveXmaStreams

  Windows
  サポートされません。

  Xbox 360
  1 つのボイスは、複数の XMA ストリームを使用できます、

要件

ヘッダー: xaudio2.h で宣言されています。

関連項目

XAudio2 の構造体
IXAudio2::GetPerformanceData