ID3D11DeviceContext::ExecuteCommandList

コマンド リストのコマンドをデバイス上でキューに格納します。

void 
ExecuteCommandList(
  ID3D11CommandList *pCommandList,
  BOOL RestoreContextState
);

パラメータ

• pCommandList
  コマンド リストをカプセル化する ID3D11CommandList インターフェイスへのポインターです。
• RestoreContextState
  イミディエイト コンテキスト ステートをコマンド リストの実行前に保存して、コマンド リストの実行後に復元するかどうかを指定するブール値フラグです。ランタイムでステートを保存および復元するには TRUE を指定します。この場合、パフォーマンスは低下します。ステートを保存も復元もしない場合は FALSE を指定します。この場合、コマンド リストの実行後に、イミディエイト コンテキストはその既定のステートに戻ります。

戻り値

なし。

解説　

任意のスレッド上でディファード コンテキストによって記録したコマンド リストを再生するにはこのメソッドを使用します。

このメソッドは、クエリに関連するいくつかのランタイム検証を実行します。デバイス コンテキストで開始するクエリを、コマンド リストを実行して間接的に操作することはできません (つまり、コマンド リストを生成したディファード コンテキストから、同じクエリに対して Begin または End を呼び出す操作)。このような状態が発生した場合、ExecuteCommandList メソッドはコマンド リストを実行しません。ただし、デバイス コンテキストのステートは、想定のとおりにそのまま保持されます (アプリケーションでデバイス コンテキスト ステートを保持するように指示していないかぎり、ID3D11DeviceContext::ClearState を実行できます)。

要件

ヘッダー: D3D11.h 宣言

ライブラリ: D3d11.lib 内容

関連項目

ID3D11DeviceContext