バックログの概要 (スクラム)

バックログの概要レポートは、すべてのプロダクトバックログ項目 (PBI) (アクティブなものと完了したものの両方) をリストします。バグは含みません。このレポートには、PBI のフィルター処理されたセットに実施された作業のスナップショットがあります。

バックログの概要レポート

このレポートを開く方法、データを最新の情報に更新する方法、またはレポートを管理する方法については、「レポート (SQL Server Reporting Services)」を参照してください。

このレポートを使用して、次の事項を確認します。

作業の進行状況	品質に関する進行状況とリスク評価
各 PBI で必要な作業量各 PBI の残存作業量は予想どおりか。順位が上の PBI が先に実装されているか。各 PBI に対し、定義されているテストはいくつあるか。成功しているテストの件数。テストケースのない PBI はどれか。	各 PBI に対して実行したテストケースと、そのうち合格したテストケースの数はいくつあるか。リスクを抱えている PBI はどれか。十分な安定性が確保できないために、リリースできない PBI はどれか。チームが今日提供できる PBI はどれか。

要件

このレポートでは、チームプロジェクトを含むチームプロジェクトコレクションが SQL Server レポートサービスでプロビジョニングされている必要があります。チームエクスプローラーを開いてチームプロジェクトノードを拡張したときに レポート が表示されない場合、このレポートは利用できません。
レポートを表示するには、Reporting Services で 閲覧者 または コンテンツマネージャー ロールが割り当てられているグループに割り当てられているか、そのグループに属している必要があります。詳細については、「Visual Studio ALM 用データウェアハウスのデータベースへのアクセスの許可」を参照してください。

レポートのデータ

このレポートは、各 PBI について次の情報を一覧で表示します。

作業の進行状況	テストのステータス
時間内訳: PBI またはその子 PBI にリンクされた全タスクの残存時間のロールアップに基づいて、完了した作業のパーセンテージを示すビジュアル表現です。 To Do: PBI または子 PBI にリンクされた To Do 状態のタスクの残存時間のロールアップです。処理中: PBI または子 PBI にリンクされた処理中状態にあるタスクの残存時間のロールアップです。	テストポイント: 特定のテストスイートにおけるテストケースとテスト構成の組み合わせの数を表す数値。テストポイントの詳細については、「テスト計画のテスト進行状況のレポート」を参照してください。テスト結果: テストケースの割合を示す数値とビジュアル表示で、最近のテストの実行のステータスによってグループ化されます。合格 (緑)、失敗 (赤) または未実行 (黒) のオプションがあります。

時間内訳: PBI またはその子 PBI にリンクされた全タスクの残存時間のロールアップに基づいて、完了した作業のパーセンテージを示すビジュアル表現です。
To Do: PBI または子 PBI にリンクされた To Do 状態のタスクの残存時間のロールアップです。
処理中: PBI または子 PBI にリンクされた処理中状態にあるタスクの残存時間のロールアップです。

テストポイント: 特定のテストスイートにおけるテストケースとテスト構成の組み合わせの数を表す数値。テストポイントの詳細については、「テスト計画のテスト進行状況のレポート」を参照してください。
テスト結果: テストケースの割合を示す数値とビジュアル表示で、最近のテストの実行のステータスによってグループ化されます。合格 (緑)、失敗 (赤) または未実行 (黒) のオプションがあります。

正常なレポートでは、レポートの上部の PBI に進行状況が多く示されます。

問題のあるレポートは、順位の高い PBI よりもランクの低い PBI、またはテストの通過より失敗のほうが多い PBI の進行状況を示します。

レポートは、次の条件にしたがって PBI をリストして強調表示します。

PBI は、割り当てられたランク付け (バックログ優先順位フィールド) に基づいて、重要度順に表示されます。
PBI が新規、承認済み、コミット済みの状態にあるときは、太字で表示されます。
PBI が終了状態の場合は、標準のスタイルで示されます。
PBI に割り当てられたイテレーションまたは区分がフィルター処理されたセットの範囲外であるが、そのタスクまたは子 PBI が、フィルター処理されたイテレーションまたは製品区分のセットの範囲内にある場合は、その PBI は灰色で示されます。

レポートに有用なデータを設定されるようにするには、チームは次のアクティビティを実施します。

PBI とタスクの定義タスクがその親 PBI に子リンクを介してリンクされるようにします。さらに、任意のサブタスクからその親タスクへ子リンクを作成します。詳細については、「PBI およびバグの実装に必要なタスクの定義」を参照してください。

タスクをサブタスクに分割する場合、作業時間はサブタスクにのみ指定してください。時間は親タスクと PBI の要約値としてロールアップされます。
イテレーションまたはリリース中に、各タスクまたはサブタスクの [状態] フィールドと [残り] フィールドを定義し、更新します。
テストケースを定義し、テストケースを親 PBI へ [テスト担当者] リンクを使用してリンクします。「Team Web Access での手動テストの作成」を参照してください。
各 PBI、タスク、およびテストケースに イテレーション パスと区分パスを指定します。

イテレーションパスと区分パスの定義方法については、「区分およびイテレーションパスの追加および変更」を参照してください。