UInt64 構造体

64 ビット符号なし整数を表します。

UInt64 型は CLS との互換性がありません。CLS との互換性が必要な場合は、代わりに Decimal を使用してください。Int64 は、元の値が UInt64.MaxValue の半分以下の場合に使用されます。CLS との互換性に関する詳細については 「共通言語仕様の概要」 を参照してください。

この型のすべてのメンバの一覧については、UInt64 メンバ を参照してください。

System.Object
   System.ValueType
      System.UInt64

<CLSCompliant(False)>
<Serializable>
Public Structure UInt64   Implements IComparable, IFormattable, IConvertible
[C#]
[CLSCompliant(false)]
[Serializable]
public struct UInt64 : IComparable, IFormattable, IConvertible
[C++]
[CLSCompliant(false)]
[Serializable]
public __value struct UInt64 : public IComparable, IFormattable,   IConvertible

[JScript] JScript では、.NET Framework の構造体を利用することができます。ただし、独自に定義することはできません。

スレッドセーフ

この型の public static (Visual Basicでは Shared) のすべてのメンバは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。インスタンスのメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。

解説

UInt64 値型は、値が 0 から 18,446,744,073,709,551,615 までの範囲の符号なし整数を表します。

UInt64 は、この型の複数のインスタンスを比較したり、インスタンスの値をその文字列形式に変換したり、数値の文字列形式をこの型のインスタンスに変換するためのメソッドを提供します。

注意   32 ビットの Intel 製 CPU を搭載したコンピュータで 64 ビット値を代入することは分割不可能な操作ではありません。つまり、この操作はスレッド セーフではありません。このため、2 人のユーザーが 1 つの静的な UInt64 フィールドに同時に値を代入した場合、このフィールドの最終的な値は予測できません。

書式指定コードで値型の文字列形式を制御する方法については、「 書式設定の概要 」を参照してください。

この型は、 IComparableIFormattable インターフェイス、および IConvertible インターフェイスを実装します。この型の明示的な IConvertible インターフェイス メンバの実装の代わりに、 Convert クラスを使用します。

必要条件

名前空間: System

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET

アセンブリ: Mscorlib (Mscorlib.dll 内)

参照

UInt64 メンバ | System 名前空間 | Int64