Marshal.DestroyStructure メソッド
指定したアンマネージ メモリ ブロックが指す、すべてのサブ構造体を解放します。
Public Shared Sub DestroyStructure( _
ByVal ptr As IntPtr, _ ByVal structuretype As Type _)
[C#]
public static void DestroyStructure(IntPtrptr,Typestructuretype);
[C++]
public: static void DestroyStructure(IntPtrptr,Type* structuretype);
[JScript]
public static function DestroyStructure(
ptr : IntPtr,structuretype : Type);
パラメータ
- ptr
アンマネージ メモリ ブロックへのポインタ。 - structuretype
書式指定クラスの型。これは、 ptr パラメータ内のバッファを削除するために必要なレイアウト情報を提供します。
例外
例外の種類 | 条件 |
---|---|
ArgumentException | structureType のレイアウトが自動レイアウトです。代わりに、sequential または explicit を使用します。 |
解説
このメソッドを使用すると、アンマネージ構造体の参照型フィールド (文字列など) を解放できます。フィールドとは異なり、構造体自体は値型または参照型にできます。値型のフィールド (すべて blittable) で構成される値型の構造体には、メモリ解放の対象となる参照がありません。 StructureToPtr はこのメソッドを使用して、構造体が占有しているメモリを再利用するときにメモリ リークを防ぎます。
DestroyStructure は SysFreeString COM API メソッドを呼び出し、この COM API メソッドは割り当てられた文字列を解放します。 SysFreeString の詳細については、MSDN ライブラリを参照してください。
Marshal クラスには、メモリ割り当て解除のメソッドとして、 DestroyStructure のほか、 Marshal.FreeCoTaskMem と Marshal.FreeHGlobal が用意されています。
メモ このメソッドは SecurityAction.LinkDemand を使用して、信頼関係のないコードからの呼び出しを防ぎます。 SecurityPermissionAttribute.UnmanagedCode アクセス許可は、直前の呼び出し元にのみ要求されます。信頼性が一部しか確認されていないコードから呼び出すことができるコードの場合、ユーザー入力を検証せずに Marshal クラスに渡すことは避けてください。 LinkDemand メンバの使用に関する重要な制約事項については、「 Demand と LinkDemand 」を参照してください。
必要条件
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
.NET Framework セキュリティ:
- SecurityPermission (アンマネージ コードを操作するために必要なアクセス許可) SecurityPermissionFlag.UnmanagedCode (関連する列挙体)
参照
Marshal クラス | Marshal メンバ | System.Runtime.InteropServices 名前空間 | FreeCoTaskMem | FreeHGlobal