Windows Communication Foundation サンプルの 1 回限りのセットアップの手順

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ほとんどの Windows Communication Foundation (WCF) サンプルは、インターネット インフォメーション サービス (IIS) でホストされ、共通の仮想ディレクトリから実行されます。この 1 回限りのセットアップの手順では、ディスク上にフォルダを作成し、servicemodelsamples という名前の仮想ディレクトリを作成します。

servicemodelsamples 仮想ディレクトリは、IIS でホストされるサービスを使用するすべてのサンプルのビルドと実行に使用されます。サンプルの実行に必要な仮想ディレクトリはこれだけです。ビルドされた最新のサンプルは、この仮想ディレクトリに展開されて使用できるようになります。別のサンプルをビルドすると、この仮想ディレクトリに以前展開されたサービスが、その別のサンプルに置き換えられます。

Noteメモ :

次の手順では、すべてのコマンドをローカル管理者アカウントで実行する必要があります。Windows Vista または Windows Server 2008 を使用している場合は、コマンド プロンプトも管理者権限で実行する必要があります。これを行うには、コマンド プロンプトのアイコンを右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。

WCF サンプルの 1 回限りのセットアップの手順

  1. .NET Framework 3.0 がインストールされていることを確認します。一部のサンプルは .NET Framework Version 3.5 に依存しているため、これらのサンプルを実行する場合は、必ず .NET Framework 3.5 をインストールします。

  2. ASP.NET がセットアップされていることを確認します。ASP.NET の設定方法については、「インターネット インフォメーション サービスのホスティング手順」を参照してください。

  3. WCF のインストール後に IIS をインストールした場合、適切なスクリプトマップを IIS に登録する必要があります。Windows Vista または Windows Server 2008 を実行している場合は、手順 2. で HTTP アクティブ化の手順を実行していることを確認します。Windows XP SP2 または Windows Server 2003 を使用している場合は、次のコマンドを実行します。メモ Windows Vista または Windows Server 2008 を使用している場合は、このコマンドを実行しないでください。

    "%WINDIR%\Microsoft.Net\Framework\v3.0\Windows Communication Foundation\ServiceModelReg.exe" -r
    
  4. .NET Framework 3.5 をインストールした場合は、次のコマンドを実行します。

    "%WINDIR%\Microsoft.Net\Framework\v3.5\WFServicesReg.exe" /c
    
  5. ファイアウォール手順」に従って、サンプルで使用するポートを有効にします。

  6. このページからセットアップ ファイルをダウンロードします。

  7. Setupvroot.bat バッチ ファイルを実行します。

    • ServiceModelSamples という名前の仮想ディレクトリが作成されます。

    • %SystemDrive%\Inetpub\wwwroot\servicemodelsamples と %SystemDrive%\Inetpub\wwwroot\servicemodelsamples\bin という名前のディスク ディレクトリが作成されます。

    • これらのディレクトリを手動でセットアップする場合は、「仮想ディレクトリのセットアップ手順」を参照してください。

    Noteメモ :

    この手順を実行するのは、1 台のコンピュータで 1 回だけです。

  8. サンプルのビルドに使用するアカウントに %SystemDrive%\inetpub\wwwroot の変更権限を付与する必要があります。ビルドの実行中、Web ホストの一部のサンプルがコンパイル済みバイナリを上記の場所にコピーしようと試み、適切な権限が設定されていない場合、ビルドは破損します。代わりに、アクセス許可の設定はそのままにして、SDK コマンド プロンプトまたは Visual Studio を管理者として実行することもできます。メモ この手順を完了していない場合は、ビルドの実行時に IIS でホストされているすべてのサンプルでエラーが発生します。アクセス許可が正しく設定されていることを確認するか、SDK コマンド プロンプトと Visual Studio を管理者として実行してください。

  9. コンピュータ上に、一部のサンプル (「エラー処理およびレポートに対する制御の拡張」のサンプルなど) で使用するための C:\logs ディレクトリを作成し、このフォルダに対する書き込みアクセス権限を適切なアカウントに付与します。Windows Vista と Windows Server 2008 の場合のアカウントは NT Authority\Network Service、Windows XP と Windows Server 2003 の場合のアカウントは ASPNET です。

  10. 次の手順で、Setupcerttool.bat ファイルを実行します。

    • FindPrivateKey ツールがビルドされます。

    • ディレクトリが %ProgramFiles%\ServiceModelSampleTools に作成されます。

    • FindPrivateKey がこのディレクトリにコピーされます。

    このツールは、証明書を使用して IIS でホストされるサンプルで必要です。

  11. 自己ホスト型の (IIS でホストされていない) サービスでは、リッスンを行うコンピュータ上で HTTP アドレスを登録するためのアクセス許可が必要です。HTTP 名前空間予約のアクセス許可は、サンプルの実行に使用されるユーザー アカウントから提供されます。既定では、管理者アカウントには、任意の HTTP アドレスを登録するためのアクセス許可があります。管理者以外のアカウントの場合は、サンプルで使用される HTTP 名前空間へのアクセス許可が付与される必要があります。名前空間予約の構成については、「Configuring HTTP and HTTPS」を参照してください。

  12. 一部のサンプルにはメッセージ キューが必要です。インストールの処理手順については、「メッセージ キュー (MSMQ) のインストール」を参照してください。

メモ   セキュリティの目的で、サンプルの使用が終わったら、このセットアップで付与された仮想ディレクトリの定義とアクセス許可を削除してください。削除するには、Cleanupvroot.bat という名前のバッチ ファイルを実行します。

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